うがみんしょーらん、麓です。
テンションあがって四作目も投稿してしまいました。
さっそくレビューもありがとうございます。
たんかん! は奄美大島の冬の味覚「たんかん」についての私感を綴ったまあ、よくいえばエッセイ。その実態はチラシの裏のメモですわ。
2400文字に収まりきらない補足を少々。
「とびんにゃ」
奄美の地元グルメ。小ぶりな縦長の巻き貝で、酒蒸しは酒のアテとして最高です。居酒屋などで食せる他、グリーンストアなどで冷凍モノが購入できるようです。なお、奄美では貝のことを「にゃー」といいます。ちなみに猫は「まや」といいます。
「あばす」
ハリセンボンです。唐揚げや煮付けで食べます。骨が多いので、やや食べにくいですが、味はフグのようです。美味です。
「姉弟子」
当時習っていた先生の生徒で、当時で60歳近かったと思うのですが、未だに元気に民謡やってます。親が奄美で、本人は大阪生まれのいわゆる二世。大阪には二世、三世が多くいます。
「皮が固い」
手で剥こうとすると、鉄壁のディフェンス力に指の爪がダメージを受けること間違いなし。包丁で切ってしまえば、白いふわふわごときれいに剥けます。不思議!
「トロピカルフルーツ」
本文であげたもの以外にも、グァバやドラゴンフルーツ、パパイヤなど。ただし、奄美ではパパイヤはフルーツとして食べません。青いものを漬物にしたり、炒め物にしたりします。乾燥パパイヤなるものもあります。本土の切り干し大根的な感じです。
「甘いッ!」
めちゃくちゃ甘いです。下手な100%オレンジジュースより甘いです。
ちなみに僕は「甘い」と書こうとすると、自然と「奄美」と入力してしまいます。不思議!
「ミカンコミバエ」
フランス語ではありません。分けるなら、ミカン/コ/ミバエです。柑橘類の他、パパイヤ、マンゴー、グァバなどにも被害が及びます。熟す前の果実に産卵し、孵化した幼虫は果実を食べて成長し、成虫になると同様に果実に産卵します。二週間程度で成虫になるため、対応が遅れると悲惨なことになります。
「ヘイSiri!」
正直、抵抗があります。本文はちょっと遊びで入れました。
Siriちゃんに「おっけーぐーぐる!」と呼びかけると、冷笑されます。
「すべて廃棄」
ミカンコミバエの防除はスピードが命です。彼らが増えるスピードを捕獲するスピードが上回らねばなりません。そこで、産卵されていると思われる果樹、とりわけ柑橘類について、収穫前の果実をすべてもぎ取り廃棄します。鹿児島県が措置を講じ、廃棄したものを買い取ってくれましたので、全損にはならないものの、誰の口にも入ることなく廃棄されることは、農家のみなさんにとっても口惜しかったことでしょう。
「テックス板」
成虫のオスを誘引・殺虫する成分を染み込ませた木片です。フェロモンに寄ってきたオスを殺虫することで、オスの個体数を減らし、メスが産卵できなくします。奄美は山が深く、また山中には毒蛇ハブ様がいるので、ヘリコプターから空中散布します。
殺虫剤なので、子供たちはさわっちゃダメ!とラジオでも呼びかけています。
「徳之島祭」
毎年、3月ごろに阪神尼崎駅前で開催しています。実行委員の方たちともお友達のため、声をかけていただいて、物産を手伝ったり、ステージで唄ったりします。
徳之島の特産品、じゃがいもの「春一番」を無料でくれたりします。島料理の屋台もあり、なかなか見どころがあります。
「奇異なものを見る目」
まあ、そういうことです。
さっそくのレビューを頂いた皆様、ありがっさまりょん。
里宇都 志緖 さま
ばんぺいゆ! ボーリングの玉の如くに巨大なあの晩白柚!
私はまだ食したことはありませんが、ザボンは一度だけ食べたことがあります。
通販で取り寄せないということですと、なかなかレア食材になりますが、阿倍野近鉄のフルーツ専門店で過去に見た記憶があります。
ひと玉200円くらいだったと思います。シーズンは2〜3月ですよ!
真野絡繰 様
おお!たんかん経験者なんですね!
屋久島ではわかりませんが、奄美はわりとたんかん畑はあるようです。
ただ、皮が黒ずみやすいため、綺麗なオレンジ色のたんかんは貴重で、贈答用として重宝されます。
色が悪いからといって味には影響ありません。
ぜひこの冬もたんかんをお取り寄せしてみてください!
5キロくらいすぐ食べちゃいますよ!
その他にも★や♥の応援やフォローを頂いた皆様にもありがとうございました。
いよいよ、今週末に民謡の全国大会です。
気合入れて唄ってきます。
では、また。
ありがっさまりょーた!
麓 清