https://kakuyomu.jp/works/16818093089761028536/episodes/16818093089972117224ここでは、IT資産管理台帳とアカウント利用台帳の2種類が出ています。
実務では、Skysea(資産管理ソフトウェア)とともにこれらの台帳も使っていました。
なぜソフトだけでなく台帳も? と思われるかもしれませんが、そこにはちゃんとした理由があります。
ソフトは有能ですし、IT統制や監査にも使えるので大変便利です。
でも、誤ってアンインストールしたり、PCそのものを処分したりしちゃったらどうなるでしょう?
前者の場合、モノはあるものの、ソフト上には表示されてないという事態が発生します。
後者の場合、ソフト上には登録されていますが、実物がない、ということになってしまいます。
それを防ぐためにも、手入力の管理台帳の存在があるのです。
入力漏れのリスクはありますが、オフラインでも使えるため、サッと調べたい時に便利です。
「確実にモノを手に取って記録している」という物的証拠にもなり得ます。
シーンは省きましたが、阿部はSkysea、松原はLogStrage(ログ収集ソフト)を使ってあらかじめ分析しています。
ソフトと実物、確実に証拠を抑えるためには両方活用するといってもいいでしょう。
最後に、棚卸しや監査の時は、ソフトと台帳を突き合わせることで整合性が取れているかというチェックにも使われるので、大変重要なモノなのです。
大変な作業なのですが、おろそかにできない重要な記録簿としての役割を担っているのです。