令月　なびき

短い作品は、限られた文字数で何を書き何を書かないか難しいものですが、過不足なく巧みな文章で物語は進みます。 次の展開を予感させつつ終わる構成も隙がありません。 また、物語の雰囲気…続きを読む

子供の目線で語られるお話が、幻想的でありながらときに鋭く、美しいです。 作品の雰囲気と幼い京言葉が相俟って胸に迫るものがあります。 様々な感情をもたらすこの語り口は、かつての文学…続きを読む

物語の始まりは、小説を投稿される方なら興味を引く作りになっていて、まずそこからうまい導入だと感じます。 読む人に話しかけてくるような文体で、そのおかげで気さくな知り合いの話を聞く…続きを読む