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episode6 fantasyを更新しました。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054935856500/episodes/1177354054948187411

 世界の終わりを描くことに必中できそうな気がしていた。しかし、それこそが至福であるうちは僕にとっての不幸は描けない。不幸を見ているうちに、それが日常となることが怖い。この人は不幸な人間だ、と思ったとき、その人を知ろうと思う。しかし、そこにあるのは興味であって情ではない。「情」ではない。だから僕は悩む。この世界が、社会という枠組みだったり、コミュニケーションという枠組みの中で縛られていることが許せない。僕には嫌いな人がいる。好きになれそうな人がいる。そして、殺人を犯してでもその生命を次に託したい存在がいる。「次」がましであろうとなかろうと。
 そんな風に世界は回っているのではなかろうか、なんて。

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