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ぼくの小説のつくりかた

 今回はぼくの小説の作り方を紹介したいと思います。もちろん、プロではない人間なので、やり方については非効率的なところは感じられるかも知れませんが、どういうプロセスを経て作品を作っているのか、ということを共有し合うことは大事だと思っているので、自分からも発信できればと思い、今回の近況ノートと相成りました。
 良し悪し感じる部分があれば、遠慮なく仰っていただけると嬉しいです。

1.設定の考案
 小説を書くにあたり、一番楽しい時期にあたる段階ですね。その道のプロや先輩方のやり方を参考に、だけど既存の作品との重複する点が多くなり過ぎないように注意しながら、案を練っていく感じでしょうか。

 ・読者の対象や書く目的を考える(例:導入する下ネタの質)。
 ・あまり、ガチガチに設定を決めない。
 ・ある程度、リアリティはもたせる。
 ・パクリになっていないか、確認する(※ある程度被るのはしょうがない)。
 ・他の人の作品を読む(これだけは、ここに限った話ではない)。

 以上の5点だけは、念頭に置いて設定を考えています。


2.下書き ※今ココ
 自分にとっては、一番高い関門。ここを書き切らなければ、自分で自分の作品=世界を破壊してしまうことになるため、やる時は一気にやり抜くように心がけています。カクヨムで活動するにあたっては、編集が可能になるため、とりあえずは投稿はしてしまい、読者の方の反応を見れるようにしています。無ければ無いで、興味を持っていただけるようなフレーズ等も含め、再設計していく。そんな風に考えています。
 どう足掻いても、必ず誤字脱字や矛盾点は発生するので、あまり脱線し過ぎなければ、とりあえずこの段階のチェックは大目に見てるってカンジです。
 
3.推敲
 読んで字のごとく。自分の作品に対してドSになる瞬間ですね。下書きの段階で存分に自分を甘やかした分、ここで一気に牙を研ぎ澄ませるイメージで作業を進めます。誤字脱字、描写不足の解消、よりよい表現等、足りないものをガンガン補っていく作業です。
 
 
 個人的には、「読まれる作品=売れる」という構図は、必ず正しいとは思いません。しかし、それでも売れる作品というものは、目にした人の意識を引き寄せる魅力がないといけなくて、ぼくの場合はそれが悲しいくらい足りていない。
 泣きたくなる事実ですが、それを自覚するためにも、改善策を考えるためにも、まずは作品を完成させることが肝要だと思います。これは、小説を書く人なら誰もが自覚していることですよね?
 いろいろとパワーを使う作業ですけど、頭の中で想像するだけではもったいないと思うので、たとえ世間からは駄作と呼ばれるようなものでも、完成させて世にお披露目すること――それは、最高の自己満足だと思います。ぼくは、この自己満足こそが大事だということを、ここ最近でようやく気付けたと思います。
 それこそが、活動する目的であり、辛い部分かも知れないけど、自分と向き合う良い体験になると信じて、日々を生きると決め、今後も活動を続けていきます。

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