• 歴史・時代・伝奇

新型コロナウイルスに幽閉されて

子供は、学校に行けず、スーパーマーケットに溢れています。
老体は、図書館を締め出され、ジムへ通うのは悪事となりました。
鎌倉まつりが中止となり、人気催事の流鏑馬も中止です。

私が子供の頃は、小学校の授業が午前中だけとなりました。家路を急ぐ生徒に先生は言いました。「流鏑馬は、沢山の人が集まり、危ないので、出かけないように」
で、一度も流鏑馬を見たことがなかったので、今年こそは見物に行こうと決めていましたが、またもや観ることがかないません。縁がないと言うより他ありません。

鎌倉鶴岡八幡宮の流鏑馬は、1187年源頼朝が放生会の折に奉納したのが始まりで、以後、神事として行われています。神事も新型コロナウイルスに邪魔されてしまいました。

では、鎌倉幕府は、疫病と如何に戦ったのでしょう。
言うまでもなく、登場するのは陰陽師です。疫病封じの呪術、泰山府君祭の奉斎などを行っています。中国由来の疫病なら、泰山府君が睨みを利かすことが出来るでしょう。

わがヒーロー、兎丸と安倍親職にお願いしたい。
「早く、新型コロナウイルスをやっつけてー」

1件のコメント

  • 京都も色々な行事が中止もしくは関係者だけで行うことが多くなりました。街を出歩けば何かしらの行事を目の当たりにしただけに、何もない生活だけする街というのは寂しい限りですね。
    天呼の未来の感想に関してお礼の返信ができなかったのでこちらに書かせてもらいます。ご解説ありがとうございました。おっしゃるように三郎を畠山重忠の解釈ですっきりできました!深読み過ぎる私の悪癖ですのでお気になさらないでください。最初は描かれぶりから武者ぶりがよい三郎は重忠かな、と考えていたのですが、次郎と平賀を変に結び付けてしまって‥‥ありがとうございます。
    郷土研究から小説を起こされるのはとても素晴らしいことですね。歴史好きとして目標にしていきたいと思います。
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