11話は時間がかかりました。
今現在の通信の実際がどうなっているのかを調べたり、訊く相手がどこかに行ってたりしたせいです。
しかし、久しぶりに受信機に火を入れてみますと結構あちらこちらで、電信の音は鳴っています。特に賑やかなのはアマチュア無線と自衛隊ですね。
台風の影響か、海岸局からは珍しく気象通報が電信で流れたりしていましたので、やはりどれだけ時代が推移しても、言葉以上に多くを語り、手作りの味がするモールス信号、無線電信が無くなることはないのかも知れません
そして、忘れ去られているかもナーと、思いながらアップした途端、読んでコメントを頂けた方が居られて、ビックリ大喜びしてしまいました。ただしその後で若干の修正をしましたので、申し訳なく思っております。
もう一言。
アメリッシュさんに勧められて読んだ本「Drヘリオットの可笑しな体験」の解説に次のような一文があります。
『人は誰でも職業を持っているし、年を取ればその職業を通じていろいろな体験が蓄積されるから、あるいは本の一冊ぐらい書けるかもしれない。しかしそうやって書いたものがふつうの読者にとっておもしろい本になることはまずないのではないか。』
なるほど。そう思って読み直す自分の文章は、絶望的に面白くない。
かといって経験のない若者が空想の限りを尽くして書いたものが面白いわけも無く……
要は才能の問題なのだと言う 衝撃的な一言でした。
神様はいくらお賽銭を入れたら才能をくれるのかなー。