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長編よりも短編よりも批評 の巻

長編を読むのが苦手だとはっきり自覚している自分だが、最近は歴史の本を読むことが増えて、短編もあまり読んでいない。

ちなみに昨夜、本棚の奥からバルザックの短編集「サラジーヌ」が出てきたのでそれを少々読んだ。

それから「泉鏡花きのこ文学集成」が新刊で出ており、それも少々読んだ。

しかし、短編そのものよりも、小説や詩や歴史を論じた批評の方がずっと興味深く、スリリングで面白いと感じる。

特に伊藤整の批評は熟読玩味したいと思わせる内容で、とりわけ「小説の認識」は何度も読み返したいと思わせる。

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