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裏と表の巻

再来月に出すZineの修正や校正をずっとやっている。

今月16日からほぼ毎日、要望を受けてはあっちを修正し、こっちを削除し、そっちは書き足しをして……、といった細かい変化があるたびにバックアップを取っていて、それが30バージョンくらいある。

今日は〆切を過ぎているのだが、ある方に最終チェックをお願いしたら、30か所の修正と、その後にまた8か所の修正をお願いされた。

どんな修正かというと、会話では人物Aや故人Bのことを呼び捨てにしているのに、本にするにあたって「さん」や「君」を付けてくれ、という。それが結構ある。

この人が極悪人という訳ではないのだが、読者に読ませようという段階になって、ギリギリでそうやって修正するというのは、その人の本質を見てしまったような気がして、あまり後味がよくない。

この人によると、傲慢そうに見えるから調整したいのだと。

「それ、普段のあなたの姿ですよ」

と言いたいが言えない。

かくいう私も、知人を呼び捨てにはしていないものの、微妙にそういう傲慢な調子で話している箇所があって、こっそり修正しているので。

たまにこういう事があると、いかに自分や他人が「偉そう」に振る舞っているか、そのことに無自覚であるか、痛感します。

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