カードゲームの案を考えているうちに、また別のゲームの案を一つ思い出した。
大雑把に書くと、それは「ある数値Aを、別の数値Bを使って当てる」というゲームである。
調べてみると2016年にメモを書いている。ところが当時は「これは面白い!」と興奮してあれこれ書いているものの、ゲームとしての仕組みが複雑すぎる。
「数字のカードと色のカードが揃わないとカードを出せない」
など、今となっては意味不明の部分が結構ある。
なぜ「色」のカードがあるのか、過去の自分から説明してもらいたいほどで、今の自分はまったく覚えていない。
今の自分は当時のアイディアの核の部分は覚えているので、それを培養してシンプルな形のゲームにはできる。
シンプルな形の先に、やっと「ある数値Aを、別の数値Bを使って当てる」というゲームが出現する、という具合にゴールに着けた。
およそ8年も空白状態だったのに、できてみるとそれは「熟成」のための期間だったと言えなくもない。
それに、理屈としては一応「できた」といえるのだが、実際にプレイできるようなカードの試作品を作るのに、これからまたしばらくの期間はかかる。
そういう訳で、アイディアが形になるまでは相当の時間がかかるものだ。
ゲームに限らず、創作でも日曜大工でも起業でも、それなりの「アイディア」と「形(実現)」までの距離はかなり長いものなのだ。
なかなかそれを実感できる機会は少ないので、ここにメモしておく。