年末年始はすっかり風邪をひいてしまい、まだ喉が腫れていて、咳が出ている。
年末にNHKで佐藤雅彦の映像監督集団「5月」によるドラマ「あれからどうした」が放映されていたので見た。
「画面に出ている映像と、音声がしばしば食い違う」という実験性と、実験的作品につきまとう難解さがない点と、両方を上手に満たしている作品だった。
「手法がテーマを生む」
と急に言われると難しそうだが、表現として「音声と映像が異なる」を追究していくうちに「人間はなぜか嘘をつく」というテーマが出てきたのだという。
自分も何か面白い手法を考えられないかなあ、とぼんやり考えていたら、ひとつ思いついた。これは実際にできそうなので、バターになってしまう掌編集はそろそろお終いにして、そのうち取り組みたい。