たまたま図書館の料理本コーナーで「バターの本」というタイトルを目にして、
「いったい、誰がこんな本を借りるんだろう?」
と思ったが、よくよく考えてみると、バターに関する掌編を書き続けているのは日本全体で自分ただ一人で、そのうち雪印から表彰状が届いてもおかしくないほどの稀な人物がこの私である。借りるとしたらほぼ自分しかいないのであった。
それはともかく、バターの話はとうとう20話まで到達してしまった。いくら何でももう書けない、と諦めかけてもしばらくすると書けるので、終わらせる踏ん切りがつかない。
このまま月に2,3話か、それ以下のペースで続けたとして、それでもゴールをイメージできないので困ったものである。
困ったといえば、「カクヨムWeb小説短編賞2023」に旧作の短編を手直ししてドカンと提出するつもりだったのだが、急に色々と思いついて、別の新しい作品に取りかかり始めたので、手直しの作業は保留にせざるを得ない。
無理に参加しても大して人気は出ないだろうし、かといってこのまま埋もれさせるのも勿体ない。
そういう意味では困っているが、とりあえず新しい作品の筋書きが75%くらいできたので、それを修正、改良したりしている。今月の残りは関連する本を読んだり、調べるべきことを調べたりなどをすることになった。