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さようなら6年生の巻

「朝、起きるといきなり何らかのアイディアが浮かぶ」

というのが私の経験上、絶好調の時である。

今朝はいきなり、小学校の卒業式で歌わされた歌を思い出した。

♪ さよ~なら~6年生~
おめ~でとう~ 卒業の日~

そして~
そして~

さよ~なら~ いつか~また~
さよ~なら~ いつか~また~

という歌である。

頭の中で流れ始め、止まらなくなった。

坂本龍一は晩年、闘病中にタケモトピアノのCMソングが脳内でループしてしまい、苦しんだという。

私はそこまで苦しくはない。

「いつかまた」と感動的な歌詞と曲調だが、ほとんどの生徒はK小学校からほとんど離れていないK中学校に進むだけだったので、別にお別れでも何でもない。感動しようにもできない。

当時から上級生など「勝手に中学でもどこへでも行けばよい」としか思っていなかった……、と思い出した。

その上、もっとよく考えたら、私は5年生の時に別の小学校からK小学校に転校して入ったので、その時点での6年生など、ますます見ず知らずの連中だったのである。

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