企画内容

　モンスターハンターにはハンターランクという概念があります。一定の難易度のあるモンスターを討伐乃至捕獲した実績を数値化したようなもので、モンスターによっては一定のハンターランクに到達しているハンターにのみ狩猟の依頼が発生する種も存在します。
　文章を読むというのも、ある程度の経験や知識が必要な場合がままある事でしょう。例えば外国文学は、読者にその国の歴史や風土の知識が前提として要求されている故に難易度が上がっている側面もあるのではないでしょうか。世の中には今や溢れる程の作品が存在し、その中には万人向け、分かりやすいあらすじ、明快なカタルシス、そういうものばかりではない事は皆さんもご存じの通りです。
　私は今回、「そういうのとは違うもの」を集めてみたいと思うのです。難解な（または読者に対して不親切な）ストーリー、荒唐無稽な構成、えぐみの残るオチ、あるいは読者に読ませる為ではなく作者が書いて楽しむ為に作られたもの、読者を置いてけぼりにする勢いで性癖を詰め込んだからそれを理解し覚悟した上で読んで欲しいもの。そんな作品があったらここに置いていってください。
　なお、以下は禁止とします。

１、「万人向け」に書かれた作品はダメです。

２、異世界転生／転移／召喚はダメです。「私の作品は十二国記の十倍は面白いぞ！」と断言出来るなら止めませんが……。

３、勇者・魔王・悪役令嬢といった、形骸化したお仕着せのような役割やキャラクターが登場するものもダメです。「俺はこの作品でノーベル文学賞を獲ってやるぜ！」と断言出来るなら以下略。

４、百万字を超えて未だ連載中の作品。私にはそれを読破するだけの練度がありません。


　自主企画とは主催のエゴによって成立します。禁止事項を無視して作品を置くのも、ある種のエゴでしょう。どこぞの怪獣映画ではありませんが、「私は好きにした。君たちも好きにしろ」そういう事です。一つも登録されなければ、それはそれで皆さんの自由意志が尊重された結果として受け入れます。
　期間についてですが、あまりにも参加作品が増えまくった場合は締め切りを繰り上げる可能性があります。ご了承ください。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「読者さんサイドに練度を要求する（したい）作品」を選択してください。

運営より

• 同じイベントに参加している人からの作品への評価はランキングに反映されません
• イベントは、主催者または運営によって削除される可能性があります
• イベントへの参加・解除は開催中のみ可能です