概要
君は、私の「初恋」の人です。
ステージ四の胃がん患者だった僕は、十年前、一人の女性との「初恋」を経験した。しかし、その女性というのは僕と同じステージ四のがん患者だった――。
限られた時間の中での初恋を、「テーブルの上の角砂糖」を見るたびに僕は思い出す。同じ境遇だからこそ分かち合えた思いと、それが集結する結末。砂糖のような初恋の時間を描く。
限られた時間の中での初恋を、「テーブルの上の角砂糖」を見るたびに僕は思い出す。同じ境遇だからこそ分かち合えた思いと、それが集結する結末。砂糖のような初恋の時間を描く。