異世界でマヨネーズ無双するために

料理による成り上がり作品をチラホラ見かけてきて、なんとなく知ってる・作れる物はあると思うけど、詳しい歴史・材料・変遷を知らないってことはある。辞書で調べるより読み物として読ませようと工夫されていてそういう点でも興味深い。どこまで続くか楽しみ。

　フライドポテトの回。

　飯テロの影に承認欲求ありという意見に、成る程と思いました。

　読者は自分が食べておいしいと思っているものを、同じようにおいしいと言ってくれる人が欲しいのであって。

　リアル中世に興味はない、というわけです。

　そんな中にあって、カレーという料理が、今を生きる人も中世ヨーロッパに暮らす人も引き付けそうなところが面白いものですね。なるほどスパイスの香りというやつは、共通なのかも知れません。

　一読してがっかりするか。それとも、参考にして、これだったら現代の読者も、中世ヨーロッパもうまいと言うはず、みたいなメニューを考えられれば、光明が開けるのかも知れません。

過去の文献や、実際に利用可能になった材料の年代を詳しく上げています。そのため、専門書のように詳細な内容です。
料理をテーマにした異世界ファンタジーを書かれる方には、非常に参考になるかと思います。