埋もれちまった悲しみに

このレビューの一覧を見れば、自分が読みたい作品に出逢える。

自分も作品書いたりするが、それ以上に面白い作品を読みたいんだ！！

カクヨムに来て一週間も経たない初心者の私にはありがてぇ事です。

探さなくても面白い作品が読める！！
スコッパー様ありがとうございます。

小説の紹介や説明は何もレビューだけではない。ギャグのように愉快なタッチで軽やかに、それでいて小説の伝えたいポイントや魅力を的確に射抜く。こんな場所で紹介されたら、さぞ良いだろうな～と思いながら読ませて頂きましたｗ

おすすめ作品のレビュー、そして、自薦他薦された作品のレビュー。作品を見る目は確かで、優しい。カクヨムは、こういうレビュアーを必要としています。埋もれちまった作品を掘り起こす、スコッパーたちに幸あれ。

　寒風吹きすさぶカクヨム界隈。
　その中でも特に日の目を見ない辺境の荒野を、彼女はひたすらに歩き続けている。

「このあたりにいるはずなんだ。最後の更新から推測される地点は、きっと……」

　不意に、かすかに光るものが視界の隅に映る。
　目を凝らすと、金属が太陽の光を反射しているのだとわかった。金属は、一定のリズムで上下に動き続けている。

「もしかして……彼らのスコップ？　そうだ、間違いない！」

　寒空から注ぐ弱々しい日光を受けながら、カクヨムという厳しい大地を一途に掘る彼らのスコップ。
　彼女は疲れた脚を叱咤し、彼らのもとへと急いだ。



「隊長、疲れましたね。このままじゃ今日も坊主…続きを読む

作品紹介までの流れが美しい。

作品紹介が主題にも関わらず、隊員の二人のやり取りのコミカルさに思わず微笑んでしまう秀逸さを秘めています。

これはすごい。本当に貴く、カクヨム愛に溢れた企画です。

紹介された作品を読んで、戻ってきてもう一度イントロの隊長と隊員のやり取りを読んで初めてその真価が味わえる。

私は今回ファンタジー気分だったので『第9話　竜の伝説が残る街　～【旅は竜連れ世は情け】～』からの往復を体験しましたが、いや、このスコッパーイントロは反則です。感無量です。

一回体験したら、他の紹介作品も絶対読みたくなります。
私もぜひ他作品も読ませていただきます。

　二人のスコッパー隊員が年中無休で掘り進める採掘日誌。
　コミカル読みやすく、面白おかしく読み進められます！出張も受けてくれる上に指摘が的確で非常に分かりやすいです。
　中編作品が読みたい方は、是非一読ください！

──そんな風に感じた、書き手はとても多いのでは無いでしょうか？もちろん、当方もその一人です笑。掘り出してくださること、待ってます笑。

『カクヨム』及び、小説投稿サイトの初心者である自分から見た場合、作者さまの作品は、とても解り易く且つ丁寧な作品紹介文になっておられると感じました。

それだけ、他の作者さまの作品に対しての評価・熱意というものを、作者さまの作品を通して感じることの出来る小説だと思います。

この小説を読んだ後は、「自分も作者さまに評価していただくことのできる小説を書きたい……」と、思わずにはいられませんでした。

3話目以降で紹介された作品を読めば、この作品の本当の凄さを感じる事が出来るでしょう。


紹介前のショートストーリーは紹介作品に近い世界観を舞台にしたコメディタッチの仕上がりで、これが読み物として充分すぎるクオリティーの高さです。

ですが、それだけじゃなかった。
凄い。
本当に驚いた。

紹介作品を読んだ人間にしか解らない仕掛けが、いくつも隠れていました。
それに気づいてショートストーリーを読み返すと、なんだかニヤニヤしてしまうのです。
こんな細かい仕掛けを入れ込んで、いったい何人の人がそれに気付くのだろう。
もしかしたら紹介作品の作者さんだけが気付くような仕掛けがあるのかもしれない。俺の…続きを読む