概要
異常者の執愛を描く書簡体小説
ある夏の終わり、売れない怪奇小説家の「私」の元に
「K」と名乗る医者からの手紙が届く。
Kは相談事をしたいとさまざまな人物に手紙を送ったらしく、偶々私の元にも手紙を送ったのだろう。
手紙の内容は、腹の中に抱える「コレ」を鎮めるためにやり取りを続けてほしいという内容だった。
「コレ」は何よりも屑で卑劣な考えをKに過らせるらしく、それを誰かに伝えることで「コレ」
は鎮まるのだそうだ。
軽薄な私は、小説のネタにでもなれば良いかと、Kとやり取りを続けることにする。
【完結したので登場人物の情報。若干のネタバレ注意】
・K:小柄だが意外と力はある。片目隠れ。23歳。
・小説家:細身で長身、黒髪ハーフアップで三白眼。この令和の時代に古民家に住み、着物を着たりキセルを吸ったりしてる変わり者
「K」と名乗る医者からの手紙が届く。
Kは相談事をしたいとさまざまな人物に手紙を送ったらしく、偶々私の元にも手紙を送ったのだろう。
手紙の内容は、腹の中に抱える「コレ」を鎮めるためにやり取りを続けてほしいという内容だった。
「コレ」は何よりも屑で卑劣な考えをKに過らせるらしく、それを誰かに伝えることで「コレ」
は鎮まるのだそうだ。
軽薄な私は、小説のネタにでもなれば良いかと、Kとやり取りを続けることにする。
【完結したので登場人物の情報。若干のネタバレ注意】
・K:小柄だが意外と力はある。片目隠れ。23歳。
・小説家:細身で長身、黒髪ハーフアップで三白眼。この令和の時代に古民家に住み、着物を着たりキセルを吸ったりしてる変わり者
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ただの純文学と言い捨てるには、たまらなくおしい
文体、情景描写、丁寧な作風から、読んだ人は純文学と評するでしょう。
ただ私には、少し捻くれた言い方ですが、そう断じてしまうにはおしいような気がします。
純文学をけなすつもりは毛頭ありません。
しかし、この作品には多分にサービス精神のようなものを感じます。媚びている、とはまた違うような。むしろ、読み手に寄り添うような温かみのようなものを感じるのです。
どこか冷たさを感じるスックとした純文学の塔ではなく、私達の隣に立っているような、そんな温かみ。それがこの作品の本質では、と考えた次第です。
登場人物に感情移入をしすぎているせいかもしれません。それは分からない。
ただ確かなのは、私はこの作品を読ん…続きを読む