概要
穏やかに暮らしたい冒険者の何人が、国の道具から解放してもらえたのか?
ゴールドランクパーティ所属、S級ユニークスキル【無限重ねがけ】を持つインツェル・クラウンは、二十年共にいたパーティーを追放された。
もう何もしたくない、穏やかに暮らしたいと願うインツェルだったが、国はそれを許さない。
力があるのなら、人のために使え。使えないならば、危険人物として処分も辞さない、と。
もはや国に、世界に協力する理由が無かった。
むしろ、嫌いだった。
身体も心も穏やかとは程遠くに引き裂かれた。
もうどうでもいい。力を誇示して、目立ちまくって、パーティーにも国にも世界にも復讐してしまおうか。
そう思おうとしたのに、思う気力もなかった。
そんな中、ひょんなことから協力者を得たインツェルは、隠された住居を手に入れる。
世界へ復讐できる実力も、それほどの悲しみも、きっとある
もう何もしたくない、穏やかに暮らしたいと願うインツェルだったが、国はそれを許さない。
力があるのなら、人のために使え。使えないならば、危険人物として処分も辞さない、と。
もはや国に、世界に協力する理由が無かった。
むしろ、嫌いだった。
身体も心も穏やかとは程遠くに引き裂かれた。
もうどうでもいい。力を誇示して、目立ちまくって、パーティーにも国にも世界にも復讐してしまおうか。
そう思おうとしたのに、思う気力もなかった。
そんな中、ひょんなことから協力者を得たインツェルは、隠された住居を手に入れる。
世界へ復讐できる実力も、それほどの悲しみも、きっとある
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!氷が全部溶けたオレンジジュースが、この男の人生そのものだった。
追放ものの皮を被った、全く別の話。
普通の追放ものは「追放→覚醒→復讐→ざまぁ」で気持ちよくなる装置として設計される。この作品はその回路を全部潰しにかかっている。追放されて怒りが湧く、復讐を考える、でもその感情が「昨日の夕飯の記憶のごとく霧散する」。洗脳魔法だと気づく。つまり怒ることすら許されない。ここで読者の快感回路が完全に断たれる。
母の死の報告のされ方が残酷。ギルド嬢が事務処理の延長として「葬式中でしたので。親孝行云々はもう必要ありません」と告げる。しかもその直後に「これではあなたに対する拘束力が減ってしまいますね」と続く。人の死が、管理上の「拘束力」の変数でしかない。この温度のな…続きを読む