概要
終末世界のホームセンターは大繁盛!シャベル、バールに釘打ち機、etc‥
地方の寂れたホームセンターの店長として勤務して、はや十余年。大して振るわない営業成績を積み上げてきたが、それは実にあっけなく崩れ去ってしまった。
狂犬病ウイルスの変異株が感染線爆発を引き起こし、この世に正気な人間などいなくなってしまったからである。行政や治安機構は瞬く間に麻痺、殆どの人間は正気を失い、飢えた獣の如く、他者を襲い出す。生き残った人間もおよそ社会的に正常とは言い難い異常者に成り下がった。
そんな中、私が取った選択は現状維持だった。
即ち、ホームセンター『ニードフル・シングス』の店長であり続け、終末の世にあっても店の営業を続けることだ。経営体制も取り扱い商品が少しばかり《物騒》に刷新されるにせよ、看板を掲げ、お客様を笑顔で迎えるという事だ。
だって、正気と安寧を保つに
狂犬病ウイルスの変異株が感染線爆発を引き起こし、この世に正気な人間などいなくなってしまったからである。行政や治安機構は瞬く間に麻痺、殆どの人間は正気を失い、飢えた獣の如く、他者を襲い出す。生き残った人間もおよそ社会的に正常とは言い難い異常者に成り下がった。
そんな中、私が取った選択は現状維持だった。
即ち、ホームセンター『ニードフル・シングス』の店長であり続け、終末の世にあっても店の営業を続けることだ。経営体制も取り扱い商品が少しばかり《物騒》に刷新されるにせよ、看板を掲げ、お客様を笑顔で迎えるという事だ。
だって、正気と安寧を保つに
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!世界が終わっても、この店長はシフトを回す。
ゾンビもの。ホームセンター籠城もの。設定だけ聞けばどこかで見た話だ。だけどこの作品は語り手が全部ひっくり返す。
世界が終わった朝、この店長がまず考えたのは従業員に連絡すべきかだった。外では人が噛み殺されてるのに、頭の中は労務管理。しかもちゃんと電話する。繋がらないけど。
助けを求める人を入れなかった理由が「営業時間外だから」。直後に「いや、冗談だ」と自分で突っ込む。この一行で、この店長が冗談で本音を包む人間だとわかる。本当は怖くてたまらないのに、店長の言葉遣いを崩さないことで正気を保ってる。
釘打ち機で窓を塞ぎ、溶接でドアを封じ、過剰在庫の資材で要塞を築く。ホームセンター店長、終末最強説…続きを読む