言葉にできない感情を、チョコに込めて相手に渡す。バレンタインの、甘くない物語です。感情表現の見事さにやられました。お互いかなりセリフは短く、やり取りもそう多くない。そして作中一度として直接的な表現を使っていないのに、二人の感情がひしひしと伝わってきます。一番はやはり、後輩の決断でしょう。そこに至るまでの過程を想像して、思わず唸ってなってしまう作品でしたチョコは溶けるときが一番香る。溶けて形が無くなっても、いつまでも残っている。けれどそれは未練ではなく、余韻なんだ。そう思える物語でした。傑作です。
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