概要
死に瀕する地球。すべての希望が死にゆく大地で、男が見たのは――
資源の枯渇と奪い合いに起因する戦争が多発する地上。世界的科学者グループは、人の救いになり得る《なにか》を《今度こそ真剣に探し出そう》と試みた。だが、得られた結論は《人類の完全な孤独》という事実だった。
希望が潰えた世界では、強者が弱者からすべてを奪う。争いは肥大化し、連日核爆弾が落ちる世界に、真の勝者などいない――と、男は思いながら波打ち際を歩いていた。そこで、居ないと証明したはずの存在が現れ――。
希望が潰えた世界では、強者が弱者からすべてを奪う。争いは肥大化し、連日核爆弾が落ちる世界に、真の勝者などいない――と、男は思いながら波打ち際を歩いていた。そこで、居ないと証明したはずの存在が現れ――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!さあ狂気に祈れ
レビュータイトルは作品本文から拝借しました。
ふむ、すごいものを読んだ!
一人の男が波打ち際を歩いている。絶望を抱え絶望を振り返りながら歩いている。
彼はやがて──というお話です。
いやあ、
絶望ってなんでしょうね?
存在ってなんでしょうね?
事実って、なんでしょうね──。
そんなふうに考えさせられているうちに、物語は重要な場面を迎え、レビュータイトルに拝借しました「さあ狂気に祈れ」の言葉が突きつけられます。強烈です。
ふむ、それにしても……「事実」ってなんなのでしょう?
作中で語られることすら、「作中に於ける」というのを前提にしても「事実」とは言い切れない。……少なくとも私に…続きを読む