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概要
こんどは、どこに隠してくれるの?
祖父母の死をきっかけに、四十九歳の陽子は三十六年ぶりに祖父母の家を訪れ、後片付けを引き受ける。時間が止まったままの家で、彼女は外観に比して内部が不自然に狭いことに気づく。壁を調べた先に隠された扉を見つけ、封鎖された空間を壊すと、その奥には幼い少女が待っていた。人ならざる気配に恐怖した陽子は霊能力者・間宮響子に助けを求める。調査の結果、少女の正体は、赤ん坊のまま死に、祖母によって家の内側に封じられてきた双子の姉の悪霊であることが判明する。封印は解かれ、家は解体されるが、少女の存在は消えない。居場所を奪われ続けた“家族”の記憶は、人の心に新たな壁を作りながら、今も静かに住処を探し続けている。
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