誰かの黙示録 Metropolis Apocalypse

彗星

第1話 1999ノストラダムスの大予言

時は1999年7月31日

──午後11時55分、東京都新宿区──

多くの民衆が一箇所に集まり未成年が酒を飲んだりタバコをふかしたり、会社の部下が上司を殴り倒したりしてその時を待っていた。

しかし殆どの人間は家族や恋人、友人などの大切な人との一時を過ごして空を見上げていた。

つい数日前、隕石のような謎の飛行物体が地球に迫っているとNASAが公表し、人類滅亡が全ての人間の脳裏に浮かんでいた。

実際未確認飛行物体の速度や大きさから地球が滅ぶ可能性はないが人類は全滅するとわかりきっていた。

そしてその人類滅亡の瞬間まであと5分というところまで迫っていた。

ニュース「このニュースを見ている皆さんッ!あと5分ですッ!

長かった、しかし地球にとっては短かった人類の歴史はあと5分で終わりますッ!全ての人間が平等に死にます、あと5分でッ!」ニュースでも人類滅亡の話題一色であった。

少年A「ギャハハハァァーーッ!!!9歳で飲む酒はうんめぇぜェェェーーーッ!!!!アァァハハハハッハハハッギャハハハァァッ!!!」数日前まで真面目に歴史の勉強をしていた少年も酒を飲んだりしていた。その頃…

偽神父「みなさァァァンッ!天国列車への乗車券を買いませんかァーーッ!!!???」神父に化けた一般人がただの紙切れを、死んでもかならず天国へいけるという天国列車への乗車券と唄って売りさばいていた。

偽神父「(クハハハ!!馬鹿なやつらだなアァーーッ!ギャァァァハハハッ!!!俺は人類が滅ばないことに賭けて金儲けするぜェェーーッ!!!どうせ人類は滅ばないッ!ノストラなんちゃらとかいうバカと脳みそが溶けちまってる若者どもが変に騒ぎ立ててるだけだッ!!!本気にしてるチンカスどもに痛い目見せてやるぜェェーーッ!!!!)」

会社員A「神父様〜買わせてほしいよぉぉぉ〜〜ッ!!」

偽神父「おお〜そうかいそうかい今買わせてあげ───」

「ズッパオンッ!!」

会社員A「オラぁぁぁーーッあああはははははははッ!!!人生で一回は神父様だとかいい身なりして偉そうにしてやがる世の中のアホボケ共をボコボコに殴り倒してみたかったんだよォォォッ!!

まんまと騙されたなスーパーバカカス神父がよォォォォーーッ!!!」

偽神父「(神父になんて化けるんじゃあなかったァァァァーーッ!!

や…ッ!やめてくれェェェーーーーッ!!!!!)」

ついには一人の会社員が神父をボコボコに殴り倒す様であった。

ニュース「あと…1分ですッ!ちょうど1分前になりましたッ!!人類滅亡までッ!あと50秒ッ!皆さんさようならッ!さようならァァーッ!」ニュース番組もついに終わった。どのテレビをつけても映るのは混沌だけ、ニュースの画面で全裸になる人だったり、ニュースで上司の悪口を叫びまくる男だったり、人類はみんな最後の瞬間を最高に満喫した。

未確認飛行物体が地球に衝突するまで残り20秒、ほとんどの人の目は空を映した。

空はあまりの高温に赤く染まり、人の目は人類の無力さを表しているように悲しい目をしていた。

未確認飛行物体が地球に衝突するまで残り13秒になった。その瞬間

「カッ!!!!!」未確認飛行物体は突然光輝いた。

地球のどこからでもみえるくらい明るい光が未確認飛行物体を包みこんだ瞬間、

「ドアオオォォォォンッ!!!!!!!」突然、未確認飛行物体は大爆発を起こした。地球には当たらなかったが大爆発で爆心地に一番近かった民衆はいっきに吹っ飛ばされた。

空は大爆発で煙に覆われ月の光も見えなくなっていた。

「ヒュウウゥンッ!!」煙の中から翼が生えた何かが現れた。鳥か?いいや、もっと大きい。

羽が生えた何か「キイイィィィンッ!!!!」そいつにはカラスのような黒い体と羽、ペストマスクのような顔をした足と手があり身長2mはありそうな人形の化物だった。その手には槍が握られていた。

会社員C「うわあああッ!!!???」地上で倒れていた男が高速で飛んできたそいつの槍で突き刺され、すぐに地上20mくらいの場所から落とされた。

警察1「なんだあいつはッ!?」警察が持っていた拳銃を構えた。その手は震えていたがなんとかそいつに標準をあわせた。

「パァンッ!パァンッ!パァンッ!パァンッ!」4発の弾丸が放たれ、その化物には2発弾丸が命中した。一つは人間なら脳みそにあたる場所に命中し、もう一つは右足に命中した。

羽の生えた何か「キイッヤァァァーーーッ!!!」そいつは痛みから槍を手から離し地面に落とした。それと同時にそいつ自身ももがきくるしんで地上10m地点から落下した。

警察1「はぁ…はぁ…よしッ!トドメだッ!」警察は近くにいってすぐに落ちていた槍で羽の生えた何かを人間であれば心臓と脳みそに当たる場所に突き刺して殺しきった。

警察1「ふぅ…よかった…なんとか…一人犠牲になってしまったが…」警察が安心したその時だった。

「キュウオオアアアァァァンッ!!!」

警察1「今の声はッ!?」その瞬間、煙の中から先ほど現れた何かと同じような姿をした化物が大量に現れた。

警察1「うわああああああッ!!??」警察はすぐに大量の化物に突き刺されて殺された。

すぐにその大量の化物は人間、都市を襲い始めた。そしてその中には海外のほうに飛んで行き始めたやつもいた。そしてその速度はとんでもなかった。

──アメリカ・ニューヨーク──

ニューヨーク市民「日本から全世界に化物が向かってるらしいぞォォォーーーッ!!みんな逃げろォォォーーッ!!!」ニュース映像で海外にも向かってきた化物を見て、ニューヨークでも大混乱が起き始めた。

第42代アメリカ合衆国大統領ビル・クリントン「どうするんだッ!日本から化物が解き放たれたんだぞッ!このままじゃあ私の愛するアメリカも襲われるッ!パンドラの箱は開かれた…それなら蓋は無理やり閉じるしかない…日本に核を落とすしかないのか…?いいや…待てよ、まだ手はある…この際、法律は無視するッ!今すぐ軍隊を送り、太平洋上に全ての奴らを集め、そこで迎え撃つッ!今すぐだッ!今すぐ軍隊を送れッ!!!!」一斉に軍隊が動き出した。

隊長「作戦を話すッ!シンプルイズベストだッ!ヘリ、戦闘機を総動員して太平洋上で迎え撃つぞッ!」アメリカの全勢力が総動員された。

軍隊は前線で戦闘、警察などがアメリカ本土を守る。

小隊長「こちら小隊長、覚悟を決めろ」母船で待機している小隊長が全隊員に告げた。

隊員A「見えた…奴らだ…予想よりもとてつもなく速いぞッ!

日本から飛び始めたのが日本時間0時00分頃、そして我々がこの地点についたのが3時13分…やつらは3時間程度でこの距離を飛んできたってことかッ!?戦闘機並だぞ…ッ!?」

小隊長「全員ッ!射撃準備ッ!」艦隊の大砲の照準が一つの方向に向いた。

大量の飛行生物「キイィィンッ!!!」

隊員A「こちら射撃準備よしッ!」

隊員B「こちらも準備よしッ!」

小隊長「覚悟はいいか…俺たちはできてるッ!全員発射ァァァァーーーッ!」

「ドオンッ!ドオンッ!」一斉に大量の銃弾と大砲が放たれた。

小隊長「撃ちまくれェェェーーーッ!!!!!」大量の銃弾が次々と飛行生物を殺していき海に落としていった。

隊員A「てめーらがどこから来たかとか…そんなことは知らねえェ!だがな、これだけは言える。俺たち人間を舐めるんじゃあねえぜェェーーッ!!!」

飛行生物「キイヤアアアアァァーーッ!!!」次々と海の藻屑になっていった。

小隊長「いいぞ…この調子なら…押し切れるッ!やつらはまだ地球の戦い方を知らねえ、今のうちに殺しまくれッ!俺たちはよォ…もういい歳してるやつがほとんどだがよォ…心はまだ老けてねえんだわ…死ぬまで18歳でいてやるよッ!」次々と弾丸と大砲が消費されていく、しかし戦況はよくなるばかり、あまりにもあっけなくも感じる。しかし次の瞬間、ここにいるすべての人間は顔を青白くさせる。

隊員A「殲滅…完了」

隊員B「勝ったな…」

小隊長「作戦成────」

「ドオオンッ!!!!」突然母船が爆発、煙の中からなにかが飛び上がった。

隊員A「あれは…なんだ?」そいつは先ほどの奴らとは明らかに違いすぎる大きさであった。巨大な羽、巨大な体、母船が簡単にしずめられたのもわかる巨体、

隊員A「まずいッ!こっちにくるぞッ!」そいつはその巨体でヘリ隊のほうに突っ込んでくる。

「ヒュウ…ッ!ドオンッ!!!」突然ミサイルが怪物の首元に命中した。

戦闘機隊「増援だッ!ここで絶対に倒すぞッ!間に合わなくて死んでしまった仲間たちのためにもッ!!」

戦闘機隊A「こっちだッ!かかってきやがれッ!」ミサイルが何発も化け物に命中する。いい調子で何発も攻撃が当たっていくその状況に全員が油断すらしていた。

飛行生物の増援「キイイオアアアアァァーーンッ!!」次の瞬間にはすべての戦闘機とヘリが落とされた。

──約30分後、大統領側に情報が届く、──

ビル・クリントン大統領「Shitッ!!嘘だろ!?我が米軍がッ!負けただとッ!?やるしかない…まだアメリカ本土とはかなり距離がある…

太平洋に、核を落とせ…核しかない…やつらを倒せるのは核だけなのか…?」

大統領側近「大統領、まずいです…ッ!やつらのスピードではあと1時間半もあればホワイトハウスに到達するとのことですッ!」

ビル・クリントン「なんだとッ!?私に逃げろと…?」

大統領側近「そうですッ!それしかありませんッ!早く逃げましょうッ!」大統領は最後に全米に向けて「逃げて生き延びろ」といった。

全国民をシェルターなどに避難させた。

──1時35分、日本大阪──

大阪の青年「みんなァァァーーッ!!逃げてェェェーーーッ!!!!」

青年が大人を逃がしているほどの大混乱、政府が事前に隠しておいたシェルターが開き、どんどんと人が入る。

──2時18分、韓国ソウル──

韓国の会社員「うわああああああ!!!!」空を血の色に染めながらやつらが飛んできた。すでに人が大量に殺されていた。

──6時半、イタリアローマ──

イタリアのマフィア「お前らああああーーッ!!!警察も子供も女も関係ねえええ今すぐ逃げるんだッ!俺達マフィアの拠点も使ってくれッ!!!」普段じゃ冷酷なイタリアのマフィアでさえも避難を優先した。

──1999年8月1日12時13分、地球の状況──

全ての人間がシェルターに避難、アメリカは避難完了後すぐに自国に核を放つが全員は殺しきれなかった。

──1999年8月1日18時13分、人類、地球表面から消失──

地下シェルターに潜り込み反撃の時を待つため、人類一時退却…

人類、敗北

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