概要
たとえ、ほんものではなかったとしても。
カクヨムコン11、お題フェス五回目の為の執筆作品です。
お題は「手」。
【あらすじ】
冒険者カイルは、失った左腕の代わりに義手を使って生きている。
治癒の手段が存在する世界で、運の悪さから義手を使い続けてきた彼は「偽腕」と呼ばれながらも、その腕で幾度となく仲間を救ってきた。
下町の工房で義手の整備を任せているのは、同じく義手の職人、アラン。
彼と過ごす静かな時間は、カイルにとって特別なものだった。
知り合いと呼ぶには近く、友人と呼ぶには遠い。
カウンター越しの踏み込めない距離に覚えた寂しさは、失った腕を治す手段を前にして、ようやく顔を覗かせた。
名前のない関係の終わりを前にした、
カイルの選択は、いかに。
お題は「手」。
【あらすじ】
冒険者カイルは、失った左腕の代わりに義手を使って生きている。
治癒の手段が存在する世界で、運の悪さから義手を使い続けてきた彼は「偽腕」と呼ばれながらも、その腕で幾度となく仲間を救ってきた。
下町の工房で義手の整備を任せているのは、同じく義手の職人、アラン。
彼と過ごす静かな時間は、カイルにとって特別なものだった。
知り合いと呼ぶには近く、友人と呼ぶには遠い。
カウンター越しの踏み込めない距離に覚えた寂しさは、失った腕を治す手段を前にして、ようやく顔を覗かせた。
名前のない関係の終わりを前にした、
カイルの選択は、いかに。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!陽だまりの中で深呼吸してるみたいに
隻腕の冒険者カイルと、彼の義手を整備する義手職人アラン。二人の関係は、義手の整備の間に話をする程度のもの。
そんなカイルの目の前に、失った腕を治す瞬間が訪れる。そんなとき、彼が考えるのはアランのことだった。
ファンタジーの世界観、冒険者や魔法というワクワクする設定はもちろんですが、こちらの物語で特に印象的なのは、どんな傷も癒す方法が既に存在するということ。
つまりカイルの手を治す方法はあるのですが、その手段を目の前にしたとき、彼は何を考え何を選ぶのか、この選択が優しい世界観ととてもうまく絡み合っていて、読み終えてもしばらくあたたかな余韻に浸れました。
失った手と、想像の中での生身の…続きを読む