概要
<イライラしたい人向け> とある夫婦の物語
蒼士は家庭内のモンスターだ。妻子への口撃や蔑視が、日々止まない。誕生日の夜、ささいなことで罵倒された長女の藍莉は、泣きながら両親の離婚を願った。椿は夫からの逃亡を決意する――かいぶつのいるところ
発熱した息子への対応をめぐり、檜とあかりの夫婦仲に決定的な亀裂が入る。真剣に離婚を考える檜だったが、あかりは息子を連れて逃げてしまい――シンデレラが去ったあと
モラハラに揺れる、ふたつの家族のものがたり。
子どもを連れて「去った」女と、子どもを連れて「去られた」男、異なる立場のふたりを描いた二篇でひとつの連作です。
発熱した息子への対応をめぐり、檜とあかりの夫婦仲に決定的な亀裂が入る。真剣に離婚を考える檜だったが、あかりは息子を連れて逃げてしまい――シンデレラが去ったあと
モラハラに揺れる、ふたつの家族のものがたり。
子どもを連れて「去った」女と、子どもを連れて「去られた」男、異なる立場のふたりを描いた二篇でひとつの連作です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「逃げる勇気」と「戦う覚悟」。二つの視点が織りなす再生の物語。
現代ドラマの傑作です。一気に拝読しました。
第一部の蒼士、第二部のあかり。彼らの「言葉が通じない」「自分ルールを押し付けてくる」描写の解像度が高すぎて、読んでいて胃がキリキリするほどの臨場感でした。
特に印象的だったのは、感情論ではなく「証拠」「記録」「法律」を武器に戦う主人公たちの姿です。 どんなに理不尽な状況でも、諦めずに事実を積み上げ、弁護士というプロと共に活路を開いていく展開は、ある種の「ダンジョン攻略」や「強敵とのバトル」以上の熱量とカタルシスがありました。
私自身も「理不尽な相手を行政手続きで倒す」話を書いていますが、現実の離婚裁判という「戦場」の過酷さと、そこから得られる希望…続きを読む