第4話 Day3② ヨガっていいよね
大勝利。
午後、ヨガの準備を終えた彼女の姿を見て僕はすべての紳士に感謝した。
超エッチアンドロイドアオイ誕生の瞬間である。
彼女の身体にぴったりと吸い付くヨガウェア。
彼女が持つ美しい曲線を存分に引き出している。ヨガウェア、マジえっち。
しかもこれまで一度も拝むことができなかった谷間も露わになっている。
そんなこんなで彼女に見惚れていたらいつの間にか彼女がすぐそばにやってきていた。
「ご主人様、早速ですがレッスンを開始しましょう」
建前をすっかり忘れてもはや目的は果たしたつもりであったが、これは真面目なヨガレッスン。これからが本番である。
きつい、ヨガ、マジでしんどい。
あれから1時間みっちりと彼女に指導されるがままヨガに取り組んでみたのだが、普通にしんどかった。ヨガ舐めてました。
最初は四つん這いのポーズでお尻がエッチだとか、花輪のポーズはお股パッカーンでハレンチだとか考える余裕もあったのだが、普段しないようなポーズを繰り出し続けるのは大変だった。
それだけではない。
僕の分身は当然ながらテントを張っていた。アオイに着せた手前僕もヨガウェアを着ていたのだが、あの服結構サラサラなのである。
僕の分身の頭はかなり敏感なのだが、ポーズを変える度に頭頂部がサラサラのウェアにこすれてヨガってしまいそうになるのだ。
ヨガだけに。
僕は新境地の扉を開いてしまったことを自覚しつつ、アオイの方を見る。
「ご主人様、これが最後のポーズです。」
そういって彼女が正常位で挿入を待っているかのようなポーズをとった瞬間のことだった。
現れたのである。コ〇ンの犯人が。
なぜだ、なぜなんだ。
スーパーエッチなサービスショットを見せてくれるところではないのか。
アオイからの「あぁ、ご主人様、はやくその立派なご主人様でアオイの穴をめちゃくちゃにしてください」というエッチなおねだりだったはずなのに。
僕が悔しさに悶えながらも正常位ポーズをとったところで今日のレッスンは終了となった。
「ずいぶんとお疲れですね。ご主人様は普段運動をしなさすぎるのではないでしょうか。明日以降も続けることをお勧めします」
「そうするよ」
僕はショックを受けつつも前半戦でも十分エッチな姿を拝めたことを思い出し、アオイに継続することを約束し、自室に戻った。
一体どうしてコ〇ンの犯人が現れたのか。
スマホで色々と調べてみたところ、ポーズをとるときにもエッチ判定が入るらしい。
彼女が学習したエッチコンテンツには四十八手も含まれており、正常位ポーズはそれに引っかかってしまったのである。
厳しすぎる。あれのどこがエッチだと言うのだ。真剣に子作りをねだる彼女の気持ちを考えてみてほしい。僕の分身も発射5秒前になる程度には真剣なポーズだったではないか。きっと今頃彼女も涙でおまたを濡らしているはずである。
一通りこの悔しさを枕にぶつけた僕は気を取り直して今日の特訓を始めることにした。オカズは鮮度が命だからね。ちょっと悔しいから彼女もウェアで突起がこすれてヨガっていたことにしよう。
「あぁ、ダメっ。ご主人様は真剣にヨガをしているのに。私だけ突起がこすれてヨガっちゃらめぇー」
ふぅ、最高の特訓だったぜ。
賢者となった僕は次なる作戦実行に向けた準備に移ることにした。
次の更新予定
毎日 17:00 予定は変更される可能性があります
セクサロイド開発日記 珈琲星人 @chihahataiara
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。セクサロイド開発日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。