振り向くな、名を呼ぶな──掟が日常をじわじわ侵す民俗ホラー

山奥の小さな集落──間隠村

民俗学専攻の大学生が迷い込み

「夜に振り向くな」
「名を呼ぶな」

という掟に静かに絡め取られていく。

昭和で時が止まったような家々
湿った土の匂い
戸が閉まる乾いた音──

どれもが
じわじわと恐怖へ形を変える。

オカルトを否定する
理屈っぽい語り手だからこそ

〝それでも残るもの〟が
濃く立ち上がる⋯⋯

静謐で残酷な民俗ホラー

おすすめです。

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