星0×1000PV=傑作

雨宮 徹

星0×1000PV=傑作

 今回は新たな説を提唱します。タイトルが結論です。一定の条件下で、星0の作品を書いた作者が勝利者になります。では、どのような条件か説明しましょう。



 前提として、読まれても当然星がつかない状況を挙げます。それは、読者に不親切な小説です。つまり、造語の連発、空行がない、誤字脱字が多い。これは読者が無言、つまり、星0で立ち去ります。問題は、この条件をクリアした作品が星0であるほど傑作ということです。



 分かりやすい例を出します。みなさん、天動説、地動説はご存知かと思います。地動説を唱えた人物は「狂気で異物」として排除されました。しかし、現代では常識です。これはパラダイムシフト、つまり、時代が説をバージョンアップしたからです。



 よく、執筆中の作者は孤独だ、と言われます。これは真実で、読まれなかったらどうしよう、無駄になる、という心配があるからです。そして、条件をクリアしている、読者に親切なのに読まれない。これも一種の孤独です。しかし、見方を変えると、読まれるのに星がつかない=斬新すぎて読者が追いつけない、理解ができないだけなのです。すなわち、真の作家は常に孤独なのです。



 ここで私の説を思い出してください。読まれるけど、星が少ないほど、異物だが斬新である。つまり、この作品自体が実験体というわけです。あなたは、天動説、地動説のどちらを信じますか?

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星0×1000PV=傑作 雨宮 徹 @AmemiyaTooru1993

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