小杉なんぎんの短編小説【火星人の贈り物】

第1話

火星人の円盤が何度も何度も地球にやって来て、その度にヨギボーを落として去って行った。地球人のみんなは喜んで、ヨギボーを家に持ち帰った。

「そろそろ地球人がみんなフニャフニャの骨抜きになってる頃だろう。攻めるなら、今だな」

円盤にいる、地球総攻撃の司令官が、ニヤリとしながらそう言った。