ざるうどんドカ食い気絶部

夜野 舞斗

ざるうどん日記

 皆さんはうどんの食べ放題って行ったことありますか?

 自分はうどんが大好きな星の元で生まれた人間でございまして。あっ、でも年越しはそばの方が好きで。普通にそばの方が好きな人間でして。あっ、でもうどんも無性に食べたくなって、うどん大好きと叫びながら食べてます。

 そんな矛盾をはらみつつ、ハラミを食べつつ……あっ、しょうもない御託はいいから早く本編見せろって? 失礼致しました。この文章、何せ脊髄反射で打っている故、誤字や意味が分かんない等ありましたらご指摘ください。現実逃避します。


 さてさて、本題に戻りましょうか。

 コシのある麺。濃い汁につけて、啜っていく。そして口の中に弾ける出汁の香ばしさともっちもちの感触。噛めば噛むほど、小麦の旨味が引き出されて一緒に香りまで飛んでくるようなのです。旨いうどんはそのまま食べても美味しいと言うように麺の中に濃厚さが含まれているんでしょうね。小麦本来の甘味も感じるような、気品のあるざるうどんを楽しんでおりました。

 一枚目完食。

 時折生姜をつけるのも忘れてはおりません。

 うどんにわさびもつーんと来て、良いものですが。ツンとした感覚もいいけれど、体が暖かくなる生姜もまたいいものです。わさびよりも厳しくないため、汁の味もぐっと引き締まってくれるという。うどんの食欲を更に増やして言ってくれますね。

 二枚目完食。

 三枚くらい頼んでいけるシステムだったので、三枚頼んでおいて、三枚目に撮っかかります。

 この時、考えたのが一緒にサイドなども頼んでおけば、ですね。おろしうどん。後は豚肉のつけ汁もあったため、そこでの味変も楽しんでおけば、良かったのではないか、と。その時の自分はもう目の前のうどんに目を眩ませていたので、それどころではございませんでした。


 三枚目、四枚目、五枚目と共にするのはテンプラですね。海老のぷりっぷりの身が映えるテンプラ。サクッサクッの衣を一口味わってから、天つゆに入れるのです。天つゆの仄かな主張の塩味がこれまた海老を引き立てて。海鮮の良さを際限なく演出してくれているのですよね。そしてしとしとになった衣もまた一興。しっとりした衣はたぬきうどん(関西ではきつねうどんでしたか)の天かすさながら、口の中でとろけるという美味しさがございますよね。

 もう、うっとりなのでございます。

 後はオクラとか、白身魚だとか。本当、テンプラは良いものです。しいたけってのもいいですよね。噛み応えとしいたけ自身にある、あの肉汁もまた美味しくて……。しいたけから肉汁が出るっておかしくないかって? 噛んだ時のあのじゅわは絶対肉汁ですよ。異論は認めたくないです。

 六枚目も食べておりました。


 時折ゴマを入れたりもしてみます。

 ゴマのプチプチと言いますか、あの感じと共に喉に通る爽やかなうどん。これがまた爽快でございまして。

 後はとろろも一緒に入れまして。ずるっずるっとこう、飲み込むように入っていくうどんが更に喉を通りやすく。醤油さながらのとろろはご飯にも合うし、うどんにも合う、そばにも合う。最高ですよね。

 後は時折、天つゆにもうどんを入れてみる、と。あのちょうどいい味の天つゆってやはり、麺を入れても負けない香ばしさがありますね。本当、美味い物です。

 七枚目、八枚目と立て続けに食べて。

 たぶんそろそろ苦しくなってくる頃なのでございますが。

 この辺で三枚頼むか、二枚にしておくか悩んでいた時間があったと思います。その間に溜まる腹。どうしておくか。悩んで悩んだ末に出した結論が二枚でしたね。食べ放題だとしても苦しくなるまで食べるのはおかしいですからね……とっても下らない悩みです。もっと小説の方で悩んだらどうですかとその頃の僕に吐き捨てたいです。たぶん、だまらっしゃいと殴られると思います。

 で、何とか二枚食べて十枚完食した覚えが。証拠というか、自慢のための写真を撮りたかったので、下げようとする店員さんに「まってくださーい」と言った記憶がございますね……お恥ずかしき。


 ドカ食いとまではいけるところかどうかはわかりませんが。十枚のざるうどんなら何とかいけることは分かりました。途中テンプラが入ったので、それが無ければ……もっといけるのでしょうかね。後は味変とかもしてれば。

 そんなことを言ってたら、お昼にうどんが食べたくなってきました。

 蕎麦でも食べてきましょうか……おっと、石を投げないでください。えっ、岩!? 冗談ですから! 許してください!

 

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