恋がデキナイ

オオバンザメ

【好き】

【好き】がどんな気持か分からない


「なぁ、好きな人いる?」

「いや、おらんよ。そっちは?」

「おるで。」

「まじ?誰?」

「それは言わん」

「まあ、実ること期待しとくわ」


こんなどこにでもある好きな人がいるかどうかの

意味もない質問。好きな人がいたからって同じクラスならともかく違うクラスなら協力する事はできないだろう。それでも聞いてくる。


簡単に言えば焦っているのだろう。

最近カップルが増えた。俺のクラスなんかじゃ

3~4組カップルがいる。それに今は12月、

クリスマスが近い。クリスマスは恋人と過ごしてみたいのが学生の性だろう。そこは俺も共感できる。実際のところ、俺も好きに人がいるか聞くし

彼女が欲しい。だからといって意中の人がいる訳では無い。


好きな人がいたことはある。ただ、どこが好きかと聞かれたら答えれない。

【顔】【声】【髪】【性格】と、様々な選択肢はある。しかし、それについて何も思わない。

強いて言うなら【顔】だろうか。


【顔】か【性格】の話でよく耳にするのが

『性格の悪いイケメン』か『性格の良いブス』

女子も男子も表面上ではいい子アピールをするので後者を取ることが多いが実際は前者だろう。

勿論、俺も前者を取る。


だから性格が好きなんて自信を持って言えないし

顔が好きだなんて堂々と言えない。


そして【好き】が分からないなんて

嘘だろと思う。


ただ実際、【好き】とは言えるが【好き】とは

何か説明してくれと言われれば大抵の人はすぐに答えれないだろう。「その人の事をずっと考えてしまう」「つい目で追ってしまう」、ここら辺が

よくある回答だろうか。本当にこれなら、俺は好きな人がいた事はない。


好きと言った人のことを目で追ったり、その人の事を考えてしまうなんて事はしたことがない。

恋愛漫画や小説で結びつくぐらいだ。

どっちかといえば仲のいい男友達の方を考えてる時間が多いだろう。だからといって恋愛に的には見れない、ていうか同性をそういう目で

見たことは無い。


だからこれは【好き】という気持ちではない。


自論にはなるが、【好き】は感情ではない。

感情と言っても相手を思う気持ちのことだ。

ゲームや料理などで例えた方がいいだろう。

「好きなゲームは?」「好きな食べ物は?」これなら答えれる。どこが面白くて好きなのかも

語りやすいだろう。ただ何故"人"になるとこうも哲学的になってしまうのか...。恥ずかしいというのもあるが、理由が不純なことが多いからだ。


【顔】【胸】内面を見ずに外面だけで好きといえば、男子はともかく「最低」「キモ」なんて言葉を女子に吐かれるかもしれない。

ただ、【好き】というのはこいうことでしかない

自分の理想とする容姿や体型だから【好き】

といえる。


「つい考えてしまう」なんて感情は【好き】

ではなく、ただ自分の不純な慾望を

美化して表現してるだけに過ぎない。

「目で追ってしまう」も、絶世の美女が

裸で歩いていたら見てしまうだろ?

それと変わらない。


【好き】は単純なものなのだ


大真面目に言わないから【好き】は美化され

哲学的になってしまう。


【好き】は気持ちの問題ではない。

【好き】は本能である。


だから【好き】がどんな気持ちかなんて

分からない。そもそも気持ちですらないのだから


気持ちが含まれてるとすれば「付き合い」が

いちばん近いだろう。


「何となく好き」これが本当の【好き】といえる


そう考えたらオレは今好きな人がいる。


【好き】に正解なんてない

俺が話したことも1つの考えにすぎない


ただ、【好き】に特別さなんて感じず

何となくでいい。


内面を知るのは付き合ってから

内面に他とは違う魅力を感じたなら

【好き】は特別となるだろうから。




終わり


__________________________________________________

あとがき


好きって何か考えながら書いてたんですが

やっぱり難しいですよね...

実際作者自身、好きな人がいますが

何となくなんで、恋なんてそんなもんでしょうね


めちゃくちゃ変な文になって

ると思いますが

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