アンダーグラウンドからホームグラウンドへ。

 かつて、オタクがまだアングラな生き物として認識されていた時代から、このエッセイは始まる。そして次々に現れる時代の寵児たる道具たち。その中で生きた主人公の生き様が、刻々と時代に刻まれていく。
 今では法的に禁止されていることも、過去には禁止されていなかったこともあったり、自分でパソコンを作ろうとしてみたり。時代の波に翻弄されながら主人公は自分の「好き」を貫いていく。

 そして、今や「オタク文化」と呼ばれていた文化は、アングラからホームグラウンドへ駆け上がった。その喜びをかみしめる主人公には、共感しかない!
 アニメやゲームが好きな方に、特にお勧めします。

 是非、御一読ください。

その他のおすすめレビュー

夷也荊さんの他のおすすめレビュー1,337