概要
配信画面の中で彼女は呪物の正体を解き明かす
東京に大穴『ダンジョン』が発生して数年、そこで活動する探索者たちは大穴から呪物を持ち帰ってくる。呪物には元となる物語があり、それを見定めるのが呪物鑑定士たちの仕事だ。大岡マニアは鑑定士の中でも特級に分類される凄腕。そんな彼女が配信者としての活動を始めた。初めは鑑定士という職業に物珍しさを感じて見に来たリスナーたちは次第に大岡マニアという新人に注目していく。今夜も新人配信者、大岡マニアが呪物の正体を解き明かす。それでは今回の依頼品を見てみよう。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!呪物をみるということ、自分をみるということ。
探索者が持ってきた呪物を鑑定し、その危険性を看破した上で安全性を保証する「呪物鑑定士」。
物語が進むにつれて、鑑定士である主人公が探索者である友人たちに抱く様々な想いは、違った立場であるからこそ芽生える憧れであったり、近しい間柄だからこそ生まれる好意であったり。
漠然とした焦燥感が好意と憧れの境界線を曖昧にさせる。
鑑定士であるがゆえに磨かれた客観性は自分の真意を簡単に覆い隠してしまうのか。
軽やかで素直な心の声と呪物鑑定・日常・掲示板といった3パートからなる構造によって、もどかしくも柔らかく主人公の心情をあらわす。
呪物が形成される背景が決して一つとは限らないように、相手に向けられる好意…続きを読む