草www、じゃなくて羽根が生える薬!!!

 設定が特に面白いです。

 「飲むと羽根が生える薬」、通称ハネハエールというものが存在するという。
 も、もしかしてこれは「空を飛んでいる気分になるヤバいお薬」のことでは!? とタイトルを見た瞬間に不穏なものを感じました。
 でも、本当に羽根が生えて空を飛べるようになるという。

 薬は十包で三万六千円。一回服用するのに三千六百円。羽根は自由に仕舞えるけれど、一回仕舞ったらもう一回薬を飲まないといけない、というルール付き。

 この辺りのジレンマが特に面白いです。

 三千六百円の価値がある「羽根を得る経験」。元を取るためには、有意義な使い道を考えねばならない。当初は満員電車に乗るのが嫌で薬に手を出した主人公ですが、もっと他に良い用法がないかと考え始める。

 果たして、彼が迎える結末は? 先がとっても気になる作品です。
 そして、あなたも考えてみて欲しい。一時的に羽根が生えるとしたら、どんな形で使ってみたいか? 三千六百円の価値のある「飛び方」。どんなものがあるでしょう。

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