第11話 知人
午前十時 コリアンテ王国王都ダッカビン ネリチョキ宮殿
私、ラティシスを先頭に、シュヴァインとプフェート、ボア兄さんとプー兄さんが並び、シーバやシェファーたち九人の少女グループが続き、一団は王宮に入った。おチビちゃんたちはお留守番。ローティーンの子もいるから世話は任せた。無免許で潜水艇を操縦させるとかまぁまぁ鬼だけど、ゲームみたいなもんだから平気でしょ。
「場違いっス、視線が突き刺さるぅー」
「テーマパークと思えばいいのよ。オッサンが真顔でボンバーヘッドやブルマとか、プッ、て」
「おぉー、テーマパーク初めてっス。ん、秘宝館?」
「ダメだよシーバシャレになんないよ。そんな変態はいないし普通のオッサン見て吹き出したら首が飛んじゃうよー」
王宮のだだっ広い廊下を連れ立って歩き、私の服の裾を掴みそうな距離感でオドオドするシーバにアドバイスしたら、シェファーがビクビクしながらツッコんだ。いや貴女ナチュラルに失礼なこと言っちゃってるわよ。そのへんの王侯貴族を変態だの普通のオッサンだの。まぁ王侯貴族イコールダイナリ普通のオッサンイコール変態か。因数分解したら殺意が湧きそう。
「交渉するのは私と兄さんたちだけであって貴女たちは冷やかし。滅多に入れない王宮を観光して楽しみなさい」
そう、王宮に呼び出されたから来てあげた。この国に知人とやらがいて、橋渡しのチャンネルを持つプー兄さんがどこと繋がっているのかそろそろ気になるけど、とりあえずソッチは見て見ぬふりをしたい。絶対同類でしょ? 関わりたくないわ。
とりあえず昨夜からの経緯を三行で説明するのがスマートなのかしら。
第一回革命祭りの開会を宣言。
コリアンテ国民大盛りあがり。
王宮介入で緊急事態宣言発令。
王家は今作戦の責任者になるナントカ中将を非難して、自分たちに矛先が向かないように立ち回っている。苦し紛れの態度だけどね。線引きは曖昧だとしても、大規模な作戦には王家の承認が必要だから、中将が独断でここまで出来るわけがない。
軍の大半が私についたから、王宮の指図を受けない方向に行きかけたけど、流石にそれは王家が惨めすぎるから、通信越しに私の号令で閉会した。消化不良じゃい第二回の開会いつ、てソワソワした空気が国中に漂っていやがる。
私も別に民衆も巻き込まれるような、国を割って内乱ファイナルシーズン突入とかイヤだし。スパイスホエールの件が片付けばそれでいい。
そんで王宮から招聘要請がきた。出頭命令の謙譲語的な? 軍の暴走を未然に防いだ勲章あげるから穏便にいこ、ね? て貴族的な言い回しね。
ああ眠い。たっぷり寝たけど忙しかったからゴロゴロしたい。稼働時間の短い機体を操りやることやってさっさと基地に帰り、異常に興奮しちゃってるヤロー共をスルーしてマフィアレンタカーを運転して潜水艇と合流。王都近海まで移動、て過密ステジュールがすぎる。昨日は一日四十時間だった説を推したい。レンタカー? 最近のマフィアは乗り捨てても怒らないのよヤサシー。
一旦控室に案内されて留め置かれた。壁はなく植物に囲まれた、中庭の東屋を体育館サイズにしたようなコンセプト不明の場所だけど控室と言った以上はそうなんだろう。知らない文化にケチつけるのはダメね。
「スピード感がパないけど、崖っぷちって感じっスか」
「んー、お互い急いだほうがいいのは確かね」
「向こうはなんとなく分かるけど、姐さんも?」
「まぁ今更取り繕っても無駄だからハッキリ言うと、私もう実質この国とっちゃったのよね。でもいらない。アッチは革命カウントダウンにガクブル。だからどちらも満足する落とし所をさっさと決めなきゃ、ぼやぼやしてたら私数日後にはお色気Gスーツ着て玉座に仁王立ちして『皆のものついといで』『イエス・マイ・フェアレディ』とか茶番を繰り広げそうなわけ。そんな戴冠式が星団中に放送されたらちょっとした黒歴史ね」
シーバはほへぇとバカ可愛い声を出し、ボア兄さんがギョッとした顔で私を凝視した。気付いてなかったの? 選択次第では兄さん王族エンドありよ。
「あのー、直接は聞きづらいんスけど、姐さんって有名人なんスか? 闇掲示板漁っても情報出て来なくて」
「漁り方が間違っている」
シーバが恐る恐る質問すると、私より先にプー兄さんが眼鏡を拭きながら答えた。アレ暇潰しに都市伝説再現プログラムとか物騒なことを考えてる時のクセね。特にハマってもいないオンラインゲームをして、そこら中にいる民度の低いプレイヤーをおもちゃにする自称貴族の遊びらしい。ターゲットの端末にメリーさんから鬼電のウイルスプレゼントとか。
「アッチは王侯貴族の個人情報を載せると即座に捕まるからな。全部隠語になってて検索にはコツがいる」
「うわっそーなんスね。初耳っス」
「有料のほうは名誉毀損系でなければセーフも多い。大多数の貴族は目立って見栄張って承認欲求満たしてナンボのSNSジャンキーだから。コッチにはラッテ関係のコンテンツが山程ある」
「初耳っス」
「姐さんモノマネ恥ずいっス」
「安心しろ。無断で投稿した連中は投獄されたし、アダルトとか貶める連中は貴族も含めてもうこの世にいないし、俺の許可を得た問題ないヤツは閲覧料がお前の口座に振り込まれている」
「貴族コワっ」
「え、ホントに初耳だらけなんだけど」
「ホウレンソウなんて
「おー、なんだこの感情。カッコイイとダサいがヤバいに踏まれてる」
プー兄さんはタタタン、と端末をつついてテーブルの上を滑らせた。シーバの前で止まり、隣りで茶を飲む私にも見えた。
「多分それが一番有名だろうな。エクス王国先代エース、スカイルーラーとラッテがシミュレーターで一騎打ちした公開映像だ」
懐かしい。そんなこともあったわね。あのオッサンやけにつっかかってきたけど何だったのかしら。
「まだ新米軍人なのにシミュレーターで無敗記録の更新を続けるラッテは世間から注目されていた。もとより学生時代から目立っていたし。それで嫉妬した小物エースが先輩の指導風を装い公開対決を持ちかけた。シーバとか言ったか。お前たちの境遇では縁がなかったかもだが、一般的に命をかける戦闘部隊の軍人は人気がある。戦争は軍人による死者がでるスポーツ、という立ち位置。さしずめ古代ローマのグラディエーターや後の時代の人から見た三国志の英雄ってとこだな。先代はシミュレーターを利用した広報活動でスター気取りだったらしく、ラッテより自分が上とアピりたかったらしい」
へー、あのオッサンってそんなチャラかったんだ。
画面はご丁寧にクライマックスで止めてあって、シーバは逡巡しながら再生をタップした。どこにビビってるの?
先代の乗る戦闘機の後ろ、やや離れて私。ロックオンを避けて基本ドッグファイトはずっと蛇行だけど、じわじわと両者の距離が縮んできた。
そろそろバルカン砲で潰せる、そのタイミングで先代はクルビット、バク宙の機動をとった。ジェットコースターの一回転の軌跡とは違う、本当に機体が慣性で前進しながらバク宙するまぁまぁ変態機動。追い越す私の後ろにつける意図ね。
でも私も同時にクルビットの最初の機動、急制動で失速して機首を上に向ける途中でバルカン砲ファイヤー。目の前で上面さらして止まったも同然の機体を木っ端微塵にした。
『こっ、こんな曲芸で慢心するなよ。実戦はシミュレーターのようにはいかないのだっ』
『それな。ハエ叩きでドヤる子供はゲームでもやってろ、ですね』
『びえぇぇぇぇぇん』
「うわぁ、姐さんエっグぅー」
「終始圧倒されて負け惜しみをほざくも実戦を知らないのはお互い様だし先に曲芸仕掛けたのは自分だしって特大ブーメーランを投げた挙げ句相づちで対消滅弾に替えられた」
「このオッサンも貴族なんスよね。まだ泣いてる」
「ああ、貴族が醜態晒したら終わりだ。この数日後に先代は退役。ついでに本家から縁を切られて庶民落ち。ますます名を上げたラッテのほうは、先代がかつてもう一代前をシミュレーターで倒してついた大袈裟な異名、スカイルーラー、天空の支配者のニュアンスは受け継ぎつつ、ラッテの人目を惹く髪の色、さらにエクス軍の戦場は空だけではなく海もって意味も込めて、あとコイツの毒舌をくらうと全員銀河帝国の暗黒面に堕ちるんじゃね? という評価が広まってブルーエンプレスと呼ばれるようになった。というこの動画のPVが一番多いはず」
「えーと、これ何桁だろ。だから姐さん有名なんスね納得っス」
「こんなの自国軍だけが知ってる内輪ネタじゃなかったのね」
モヤモヤしたまま侍従から呼び出しがかかって席を立った。もしかして私、知らないところで恥をかきまくってる? せめて知らないままでいたい。
午前十時三十分 離宮
窓のない盗聴防止メガ盛りっぽい会議室風の円卓に着席。対面は王弟の次男とかそんな感じ。他人の家系図を覚える容量があったら犬猫の品種を丸暗記したるわ百倍有益じゃん。
じゃ、公式無視して非公式の会談始めましょうか。
「私からの要求は王家所有の宇宙船グリンカンビ」
「……三日で渡そう」
「じゃあいらない。みんな、帰るわよ」
席を立った。小田原評定やってんじゃないのよ。トップになろうって人が即断即決も出来ないなら勝手に滅べ。
「待ってくれっ! 何が不満なのだ。早いだろう」
「あらあら。昨日までスラムで暮らしたこのコですら私の言葉の裏を読んだのに。王族が? 理解出来ない? ぷっ、あぁ失礼。底辺貴族の社交場ですらここまでは。内乱で教育が止まってるのですねお悔やみ申し上げます」
「貴様っ、不敬にもほどがある!」
「へぇ?」
円卓には側近らしきオッサンも五人座っていて、一人が声を荒らげた。
「不敬だったらなに?」
「なっ」
「どうするの、と聞いてるの、よっと」
佩剣したままだから卓上をスライディングして近寄りサーベルを抜いてオッサンの首を飛ばした。貴族社会はナメられたら終わり。コイツらぬるすぎる。
「まるでご自分の立場が分かっていない。私の要求をのんで一刻も早く国外に行ってもらわないと王族全員死亡確定なのに、三日? 頭のお花畑が枯れてるから諦めて帰るの。さようなら」
「貴女が一声通信で説明すれば三日くらい保つでしょう?」
「私がそこまでする義理がない。現王の体制は見込みなしとして、あなたがこれらを排除して新体制を作るつもりと言うから交渉相手に選んだけど、この様子ではあなたも、あなたたちも輪をかけて見込みなしだから現王に要求します」
別にコリアンテに平和をもたらそうなんて志はないし。むしろ自分で言いたくないけど闘争の化身だし。
「そっ、そんなことされたら我々は今すぐ反逆罪で始末されるではないか!」
「最初からそう言ってる。え、ホントに理解してなかったの? ヤッバ」
私がついた側が政権をとる。誰もいなければ私が王にされる。その時旧王族は公式記録上は全員謎の病死する。こんなシンプルな話が何故理解出来ない?
ちなみにフランス革命のような王族全員ギロチンはありえないわよ。
制止も懇願も発言撤回も振り切って不思議な控室に戻った。私以外は自衛も危ういのに下手にドンパチ始まるとダルいってことで機先を制して実力は見せたから暴力で止めようってチャレンジャーもいない。あの人たちは、まぁ、近日中にルネッサーンスでしょうねお悔やみ申し上げます。
「三日がダメなんスね。その三日で
「クックック、やっぱり貴女そのへんの王族より賢いんじゃないの? そうよ。その者に宇宙船を渡せ、と命じればすむ話じゃん? どこに三日かかるの? 自分の命が消えかかっている時に守らなければいけないなにがあるの? あるわけないじゃん実際命と天秤にかけたら撤回したし。まぁ流石に幼稚だけど船を爆破とか? こちらが宇宙船を求めていると聞くやいなや足元を見て私依存で稼いだ三日を使ってこちらを嵌めるなにかを企んだんでしょ? ナメすぎ頭悪すぎ。そんな悪意が見え透いた三下に協力しても有害だから蹴った。というわけよ」
「最初のワンラリーでこれ? お貴族様コッワ、上の世界は魑魅魍魎ってホントなんスね」
にしてもこの様子だと。
「プー兄さん、あれ咬ませ犬?」
「交渉用の潤滑油、だな。王は見てたか?」
『震えてたワロス』
プー兄さんの端末から知らない人の声が。あー、知人が関わってきたか?
「内乱の主犯。獅子身中の虫がやっと分かってショックって? ハッ、だからいいように振り回されるのさ」
「あー、そういう。なるほどね」
お隣りの内乱の事情なんて関心がないから考えたことがなかった。格差の酷い西区に不満分子のグループがいて少し過激なデモをしている、くらいの認識だった。それで十年荒れるの変ね。東区どころか王宮にスポンサーがいたと。しょーもな。
「いずれ自分が即位するつもりでコソコソ動いて派閥を作り、今回の騒ぎは絶好のチャンスと見て私に接触、するようにプー兄さんに誘導されて一網打尽にされた、と。道化じゃん」
『手厳しいが骨肉の争いなんてあるあるだろ。伝え聞くエクス王国も似たりよったりじゃねーの?』
「まぁね。それより防諜超えて見てたんならこちらの要求はどうなの? 三日かかるとか言ったらウケる」
『そのトーンやめて怖い。さっきの自然体スライディング居合いコッチの観客ドン引きしたわ』
「昨日の通信聞いてなかったの? 無能の王侯貴族は生きてるだけで有害なのよ。今から会ったほうがいい? どーしても無駄な時間を使わせる?」
あとコイツ、プー兄さんの知人ではないわね。会話が進まない人は相手にしないから。
『オーケー、許可が下りた。侍従に案内させる。コッチは組織の立て直しに忙しい。持ってってくれ、だとよ』
最初からそう言やいーのよまだるっこしい。すぐに現れた侍従について行く。ロマンスグレーの老紳士、有能執事っぽい人。侍従じゃなく侍従長じゃないの? つまり━━。
王宮の地下深くにエレベーターで降りて、長いトンネルを車で走る。メッチャ胴体の長い、金持ち専用の車。実物は初めて見て乗ったわ。王族なら地下にもっとこう……、浮いてマッハで進む列車くらい用意してそう? 実際はこんなもんじゃね? たまに、あるいは避難時とかしか使わない部分に莫大な金をかけるのは酔狂でしょ。
五分ほど走ってガレージに辿り着いた。もうなんか懐かしささえ感じる我が家の地下ガレージを百倍に拡大したような空間に宇宙船が鎮座していた。
どこの国もだけどコリアンテ王家も見栄をはって所有する頭の悪い乗り物。地上に降りられる宇宙船グリンカンビ。全長三百メートルの全幅百メートルくらい。巨大なカレイかヒラメ。頭の塗装は金で他は銀。真っ赤なトサカがついてて国旗の柄はニワトリシルエット。ここまで海洋推しの国が鳥かよって誰かツッコまないのかしら。
「ヤベぇ。ホントに宇宙船ゲットしちゃうんスね。ヤベぇー」
「諸々のチェックは後でじっくりするとして、さっさと飛びましょ。ボア兄さん、イケるわよね」
「おうまぁ機体はオリジナルだろうと基本設計はどこも共通規格のはずだから、問題ないぞ」
車も船も当たり前だけど、整備士は戦闘は出来なくても免許がなくても操縦くらいは出来る。というか普通に上手い。
みんなでタラップを渡って乗り込むと、執事、じゃなくて侍従もついて来て、深々と一礼してから言った。
「ラティシス・ウッドストック様、不肖、この
「喜んで。あなたのおかげでここまでスムーズにことが運んだからね。お名前は?」
「……、私も貴族籍を捨てるので、バスティン・セーナイン、バスティンとお呼び下さい」
「よろしくバスティン」
なんか惜しいっ、て言いたくなるこの人がプー兄さんの知人ね。類友かと思ってたらまともそうでかえって怪しくもある。まぁ今更クセ強が何人増えても気にしないわよ。仕える主に愛想を尽かしていても、コリアンテはどうにかしたくてプー兄さんに協力していたみたいね。
「お貴族様というより姐さんのテンポが早いっス」
「頼もしいことでございます」
バスティンはもう一度深くお辞儀をした。
警報を鳴らして丸い天井が真ん中からゆっくり左右に割れていき、ボア兄さん以外は艦橋をウロウロしながら発進。一旦近海に着水して潜水艇ごとおチビちゃんたちを回収して、今度こそいざ宇宙へ。
『ブルーエンプレスっ、あんだけ君臨して去るのはひどくねぇか』
『ですです。こっちはもうアンタを王に認めちまってるんだが』
『しっ、滅多なことは言うな。でも実際国を出ちゃうのはどうなんだ?』
『せめてコリアンテ貴族籍に入ってエースパイロットになってくれよ。そしたら他所で暴れてもいいからさ』
『いいのか? うーん、いいのか。俺はどっちかと言うとついて行きたいんだが』
『俺だって独りだったら迷わずついて行くさっ』
艦橋の無線に国中から通信が。流石に地上から空飛ぶ宇宙船はほとんどないから目立つわねぇ。
ボア兄さんが無言でなにかしら操作して、突然話し始めた。
[あー、みんな聞いてくれ。俺はシュヴァイン・ウッドストック。整備の腕しか取り柄のない、至って凡庸な男だ。なんの因果かブルーエンプレスとやらの兄をやってる。先日亡くなった父、ウッドストック伯爵の遺言だ。ラティシス、お前にエクス王国は狭すぎる。……俺さ、今メッチャ胃が痛ぇんだ。昨日の朝コリアンテに来て、深夜に革命騒ぎを起こして、さっき王宮で剣抜いて、今は空飛んで宇宙に向かってる。なぁ、コイツがコリアンテに住んで、お前ら、胃は保つか?]
『『『『『『『『『兄貴ぃぃぃ!!!』』』』』』』』』
「父さんの死因が私みたいな言い方やめて」
全コリアンテが泣いたらぶっ飛ばすわよ。
次の更新予定
2025年12月11日 00:00
いつか深海に眠るとしても 丘上 @okaue2850
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