不思議な星梨ちゃんと星旗くん

@nene1224

第1話三度目の人生がスタート!?

こんにちは!現在蓮奈と申します!今で言うと前世の好きな人、星旗くんと会いました!私も星旗くんも幽霊の姿で。星旗くんは私が前世の時から幽霊だったんだ。後、好きって言ってもすっごいラブって感じではないんだよ。普通の友達って感じ。

星旗くんとさっきまで一緒にいたんだけど、あれ?どっか行った?

「ばぁっ」「ひゃぁあ!」星旗くんは私の背後にいた。「び、びびびっくりした」星旗くんは私の驚いている顔を見て、楽しそうに笑った。あぁ!もう最低!

「莉菜に面白いお知らせがあるんだー」莉菜は私の前世の名前。「蓮奈って呼んでほしい、ややこしいから」本当にややこしい。「はいはい。蓮奈」「お知らせってなに?」私が聞くと星旗くんは気を取り直して説明し始めた。「蓮奈の生きてた頃、って言っても先週まで蓮奈としては生きてもんな。えっとね、先週まで生きてた時に蓮奈が通っていた学校に学園七不思議を置くことになったんだ」「七不思議ってどこの学校にもあるんじゃないの?」本当に面白い話だった!「人間達がそう思っているだけだよ。人間達の間に広まっている七不思議というのは本当の七不思議と比べると幼稚園児向けのストーリーみたいな感じなんだ」「へぇ」私は興味深くうなずいた。

「それでその中でも特別な七不思議がある。それは神様が異常ある学校に任命する学園七不思議だ」

「その七不思議になんか特別な力があるの?魔女みたいな?」星旗くんが何言ってるのか少し分かんない。「全然魔女と違う。特別な力はもちろんある」「ふーん、だから?」私に言ってどうしたいんだろう。「今回は特別なんだ。俺ね、学園七不思議じゃなくて、学園八不思議つくろうと思ってるんだ。一から七番目は決まってる。俺は引き続き七番目。それで蓮奈を八番目にしたいんだ」え?なになになになに?呪文?へ?え?ナニイッテルノ?「どういうこと???」もう頭の中が?でいっぱい!八不思議とかなんだよ。「だからぁ、蓮奈に怪異になってもらって、八番目になってもらいたいの!」「怪異?」怪異って化物?やだ、、、「うん、そうだよ。でも俺みたいな感じ。姿の性格も変わらない。ただ七不思議、いや、八不思議?の力を得るだけ。」おもしろそう!「いいよ!」あ、、、でも、、、私が通っていたのは名空学園という中高一貫の学校。私ははぶられてたんだよね。いいように利用されてた。でも幽霊だしいっか。「そうだ、異常あるって言ったろ?今回は俺らが人間になって普通の学校生活しながらやるんだ。」え?「やだよ、、、だって私、、、」途中で途切れた。言葉が出てこない。「大丈夫。安心しろ。俺らは幼馴染で、つい最近親同士が再婚して転校してきたという設定だから。」「名前はどうするの?」勢いで聞いた。「まぁ書類上では双子だし、俺はそのままで、蓮奈はばれないように、、、、、星梨とか?」「いいじゃん!あ、でも再婚でしょ?」「まぁまぁ。昔、母親同士が仲良しで、似てる名前にされたとかでいいだろ?それで最近偶然どっちの家も離婚して、で再婚した。」適当過ぎない?って思ったけどいいや。「いいよ。そうだ、親はどうするの?」「それは明日まで秘密」秘密?。「了解。明日転校?」「うん」     

         これで私の三度目の人生が始まった。

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