第1話

2030年9月9日12時30分。


尾関「ふぅ・・・。あぶねえ・・・。電車ちょっと遅れててよかったぁ・・・。」


少し家出るのが遅くなったが間に合った。

予定通り大学につき昼食を学食に行って食べることにした。


高崎「お??よく起きれたな・・・。尾関。」

尾関「おっは~~。席取っておいてぇ~~。飯買ってくる~~。」

高崎「はいよ。」


高崎に荷物を預けて食券を買いに行った。

いつも通り『明太からあげ丼大盛』を頼んで500円払ってきた。


尾関「今日の授業って何やると思う???早めに終わるんかな??」

高崎「どうだろうな・・・。まあ、あの教授だし楽じゃないか??」

尾関「そのあと、サークル棟行ってくるわ。濱東も遅くなるけど来るらしい。」

高崎「そうなのか。じゃあ、俺も行こうかな。」


2030年9月9日13時30分。


そういって、授業も受けてサークル棟へ向かった。


尾関「ということで。まぁ来月からワンマンツアーってことで練習とかやってくぞ~。」

左京「でも、あの店長もすごいよな、一大学生バンドに系列店全店ツアーなんて・・・。」

尾関「まったくだよ、話が来たときはびっくりしたわ。まぁそんな感じだから明日から来れる場合は来てくれや。」


解散していったんワンマンツアー了承の話を『ONE PLUS』というライブハウスの店長に電話をした。

俺たちは、4人で1年生のころからバンドを組んでいる。

まぁそんなことはさておき、俺はサークル棟を出た。


2030年9月9日14時30分。


???「おや??尾関じゃないか・・・。もう帰るのか??」


振り向くときれいな青髪のスポーツタオルを首に掛けた同級生だった。


尾関「おぉ。松島か。いま会議も終わったし帰るところだよ。」


この人は、松島雪(まつしまゆき)。隣のスポーツサークルの部長だ。お隣ということもあってよく知っている。


松島「そうか・・・。久しぶりに声が聞けて安心したよ。」

尾関「まぁ確かに俺ら全然ここ使わんしな。」

松島「この後時間あるか??うちのサークルで紅白戦をするんだが・・・。」

尾関「うん??まぁないことはないけど戦力にならんよ???」

松島「なにをいってるんだ。君たちがなぜバンドを???ってなるくらい高校時代はすごかったじゃないか???」

尾関「もう三年も前のことだよ・・・。じゃあ、一本だけだよ。」

松島「ほんとうか??じゃあ、あたしも準備してくるからちょっと待っててくれ。」


俺を含めてバンドメンバーは、高校時代県代表のリレーに出たことがある。

100kmを4人でつなぐ駅伝だ。男子部門では俺たち、女子部門では松島を含めた違う県の奴らが出ていた。


松島「さてと・・・。じゃあ、尾関はあたしと戦うから・・・。」

尾関「まじかよ・・・。」


一応いておくと松島は大学生7大マラソンなどの代表もしている。

そんな奴に勝てるわけがない・・・。


松島「なぁ尾関。かけをしないか??尾関が勝ったらあたしに貸1。あたしが勝ったら尾関はあたしの言うことを1つ叶える。」

尾関「まぁいいよ・・・。」

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Role in 9 GIRLS NUMBERRING 02 / meet to Yuki 白木飛鳥 @Shiraki_aSuka

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