頭上のデスゲームを生き残れ!

好風 温吉(よしかぜ おんきち)

頭上のデスゲームを生き残れ!

隊長:長年このデスゲームを生き抜いてきた猛者

新人:まだ赴任したばかり なにも知らない

女:主


ただのデスゲームではない。このゲームでは、、、、白くなったらもうおしまい。


新人「隊長。。。今日も何とか生き残りましたね。。。」

隊長「あぁ、そうだな。。。新人、よく生き抜いた。。。今日はだいぶハードだったからな。」

新人「ありがとうございます。このゲーム会場は疲労している者がかなり多いですね。」

隊長「まあな、食事もまともに取れていないし、日々攻撃の雨にさらさてているからな、無理もない。このままでは、白くなる奴が出てきてもおかしくない。。」

新人「隊長、もし、白くなったら。。。どうなってしまうんですか?」

隊長「決まってるだろ、ゲームを強制離脱させられるのさ、そしてごみ箱行きだ。」

新人「今のところ、みんな黒く保てていますが、ここは環境が悪い、栄養も足りないし、寿命縮んじゃいますよ。」

隊長「おい!やばい!攻撃が来るぞ!しがみつけ!もっていかれるぞ!」

新人「なぜだ!ふつう髪をとくときは、毛先から順番にとくはずなのに、こいつはいつも頭皮からブラシを入れやがる!これじゃぁ俺たちもちぎられちまう!」

隊長「からまっているやつらに伝えろ!ブラシがくるぞ!ちぎられるな!」

新人「隊長!!仲間が、、もっていかれます!」

隊長「くそ!頭皮からのブラシはダメージがでかい!せめて、毎日栄養のトリートメントさえあれば、まだ耐えれたかもしれないのに。。。」

新人「くそ。。。た。。隊長!大変です!今度はアイロンです!こいつこのままアイロン攻撃をしようとしてます。」

隊長「やはりそうか。。。最近、気になる奴でもできたのか、アイロンの使用頻度が格段に増えたんだ!」

新人「そんなー!このままアイロンで挟まれたら。。。耐えれる自信ありません!」

隊長「せめて、、、アイロン前にオイルでコーティングしてくれれば、しかもいつも200°以上であぶってきやがる。俺も自信ない。」

新人「に、200°以上!ふざけてやがる!俺たちをもてあそんでるのか。。。」

隊長「なんとかたえるしかない。」


新人「た。。。隊長、い生きてます。。。か。」

隊長「う。。なんとかな、、、だが、おれはもうどうやら、おしまいのようだ。」

新人「なにいってんですか。たい。。。。隊長!!そ、その色。」

隊長「あぁ、ついに出ちまった。。。白くなってきちまいやがった。」

新人「そ、そんな、ばかな。隊長!」

隊長「ま、いつかはこうなると思ってたさ、白髪になっちまうと、この会場では引っこ抜かれて、強制ごみ箱行きだ。。。」

新人「なんで!白髪を抜いたって、意味はないし、余計に周囲の毛にダメージを与えるだけなのに!」

隊長「しかたないのさ、この頭皮の主は白髪がまだまばらに出てくるだけだから、抜く選択しかしないんだ。」

新人「たいちょう!!!いかないでください!」


女「あ、また白髪ある~最悪なんだけど~。抜いちゃおー。えいっ。」


新人「たいちょおおおおおおぉおおおおぉおおおお!!!」


終わり

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頭上のデスゲームを生き残れ! 好風 温吉(よしかぜ おんきち) @yoshikaze12

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