第20回空色杯 応募作品
龍野 隷香
シンショクのショウソウ
くそっ!見つからねぇっ!
どこだっ!どこに隠しやがったっ!
とある地下施設の書庫、研究員の男が表面上の平静を保ちながら棚にある本を1冊1冊、1枚1枚、丁寧かつ素早くされど焦りを悟らせない様に捜索を行う。
男の後ろには施設の規則に則り監視がいる、この書庫には禁書が数多く存在していて開けるだけでもやばいのが多い。
早く見つけて処分しねぇと...あんなものがこの世にあっちゃならねぇ!
この施設の奴らは一体何を考えていやがる、あれの危険性を分かっていながら放置するなんて…
男は目的の物を探すために書庫の奥へ奥へと向かう
大分奥まで来たな、ここには危険なものが多いから長居したくない...ん?
これだ⁉見つけた、後はこれを、ヒソカニ...ショブン、スレb...
「おはようございますネクロノミコン様、お目覚めを心待ちにしておりました」
『ヨウヤク、ワタシノ、ヨリシロトナル、ニクタイヲ、テニイレタ、オマエニ、レイヲセネバ』
「おぉ!ありがトウゴざイマス...『フエタ、フエタ、フエタ』」
書庫にいたナニカは静かに仲間を増やしに行った...セカイジュウニ...
これが、後に【世界編纂】と呼ばれる出来事である
第20回空色杯 応募作品 龍野 隷香 @reika_10
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。第20回空色杯 応募作品の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます