最後の恋文

みなつき

最後の恋文

きみからの れんらくまって あきがわき 

みみのこる さいごのことば いちいのみ

があがあと とりはたびだち たでゆれた

こいごころ まよいこめばり つのしらべ

いみもない ことばにまどい あきほたる

しらぬまに しんぞうとられ ほしつきよ

だいたひの まだみにいるや しろきはだ

かみのいろ いつかえたのと きけぬあき

らんかおり きらきらしたひ こいあとに

たいせつな ことばをたくし よるのつゆ

べにゆきて こいわすれべし あおばずく

たまゆらの ゆめをみていた あきのむま

いのちはて まだきみおもい いなびかり 






君からの連絡待って秋渇き

耳残る最後の言葉一位の実

があがあと鳥は飛び立ち蓼揺れた

恋心迷い込めば律の調べ

意味もない言葉にまどい秋蛍

知らぬ間に心臓取られ星月夜

抱いた日のまだ身に入るや白き肌

髪の色いつ変えたのと聞けぬ秋

蘭香りキラキラした日恋跡に

大切な言葉を託し夜の露

紅ゆきて恋忘れべし青葉木菟

玉響の夢を見ていた秋の夢魔

命果てまだ君思い稲光






君なら分かってくれるよね?


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最後の恋文 みなつき @Minastuki

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