軽快さに助けられることもある。


 すっかり重々しくなったこの雰囲気。

 皆さん方のお顔もすっかり険しくなってしまわれて。

 こんな時にはお茶と和菓子を一つ。気もほぐれてくるでしょう。


 激流の上を浮かぶ笹の葉のような一作。




 軽快だ。
 それでいて飄々としている。

 小粋な文章が染みわたる。

 「見つめる鍋は煮えない」なんてことわざの通り、楽しみは気長に待っていればよろしい。

 思い詰めていた私もまた、睨み合いは一時休戦、胡座をかくことにする。