名前をめぐるマイノリティの旅路

名前に全振りした奇天烈な設定。

それ故に、マイノリティとして描かれる主人公。

「東京都」という名を持ちながら、日本を憎み、天啓にしたがい空へと飛び立つのだが──。

どこへ連れていかれるかわからない、ふしぎな読書体験でした。