布団の上の風ネズミ

椋鳥

第1話 今日も4dxの風が吹く

ぽおっと風が吹いたかと思えば、冷たい冷気が少しだけ足の表面を撫でる。

心地よくて、くすぐったくて、思わずあれを想像してしまうくらいに。

そんなある時だった。

いつも夜寝る布団の上に、ネズミがいたのだ。

そいつは靴下の白の色で、うんともすんとも言わないネズミ。

小さいけれど少し重くて、耳のたれた可愛いネズミ。

こんなに可愛いこの子は一体、どこからやってきたのでしょう。

きっと星の光を頼りに歩いて、ここまでやってきたのでしょう。

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布団の上の風ネズミ 椋鳥 @0054

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