第4話 あのーコミk、、ダンジョンはどこですか?

彼が授かった”力”とは端的に言えばスパチャで投げ銭した金額に応じてステータスを上げるといったもの。ただ一つ難点があり、昨日の分しか適応されないこと。彼はたまたま推しの配信が事の始まりの一つ前の日だったため運が良かった。

<ステータス>

性  名

後藤 伊織

Lv:UNKNOWN

HP:18093

MP:18000

ATK:18045

DEF:18030

SPD:18062

SP:3

スキル:スパチャ

彼のステータスを参考に説明をするとまず、HPは生命線であり、これが0の数値になるとまぁ、、、想像の通り。MPというのはマジシャンポイントのことで魔法を使うの時の威力を表す。高ければ高いほど強力ではあるが、SPでの変換でしか強化を行うことができない。順にATK、DEF、SPDは攻撃力、守備力、俊敏でこれも高ければ高いほど強力だ。職業、スキルは基本的によくある固定概念に囚われた物が多く、「剣士」の最高位が「剣聖」みたいなこともある。だが、例外に世の中が一変する前に趣味などで執着していたものが職業、スキルになるといういわば「固有」であるものもいる。最後にあえて置いていおいたLvだが、一般的には数字の表記なのだが、、、彼のANOWNとはどういうものか、、、。どうも、上のナレーション側の方からでした。 

              ”””””””””””””””””””””””


「ん、ふわぁあ〜。」

「てんちょ、、、、アズサさんおはようございます。」

「スンスン。なんかいい匂いが、、。」

「ああ社食の厨房をお借りしました。火器や水は売店の防災グッズですが、容器は厨で調達しましたが、せっかくならそのままこの場でやってしまおうと思って。」

「朝強いのね。」

「そういう人ですので。こちらのテーブルにどうぞ。」

「「・・・・・・・。」」

「っは!私達そういや!!」

「落ち着いてください。今のとこ大丈夫そうなんで。」

「そういうことじゃないわ!」

無理もない。昨日はあんな事があったんだから問い出したくもなるし俺も不可解な事が星のようにあって流れ星みたくその疑問が浮かんだ瞬間、悩むのをやめている。

「まぁまぁ昨日の緊張もほぐれてきたことですしとりあえずご飯食べましょう。それから話しますので。」

(くぅ)

可愛らしいいお腹の音がかすかに聞こえる。そこからアズサさんは頬を赤らめつつ席に黙り込んで座る。同時に箸をとり黙々と並んでいる朝食も食べる。

「最初に、俺が思った疑問を言っていいですか?」

「、、、、おいし。」

「あ、あのー。」

「ん?ああ!お願い!頼んだわ。」

「、、、まず昨夜スマホを使って情報探ったところ。」

「えまって、スマホ使えたの!?」

「はい、ネットや通信状況は正常に近かったです。情報については日本全域には魔物の行進はなかったこと、そして僕が魔物たちを討伐した夕方あたりに現れたもののすぐ消えたそうです。」

「なるほどね。」

「今のところこのくらいですね。」

「じゃあ次は私からなんだけど、、あの時の”力”はなに?」

「、、、<ステータスオープン>」

ブオン

「この目の前にある透明の板は視認できますか?」

「?何も見えないけど。」

「なるほど、、、。俺はよくファンタジーをジャンルとした書籍をよく読むのですが、これはよくいわれるのは「ステータスボード」だと思います。簡単に説明すると――。」

「職業やスキル、その人自身の身体能力が記載されている板のこよとね。よりにもよって他人に見えないタイプとなると今後そういう情報共有が難しくなるわね。」

「、、、?なんでそういうのを知って。」

「あ、、、、。〜〜!///」

「もしかして、、、。」

「いや、これはそのー。」

「ラノベとか読むんですか!?(ラノベ:ライトノベル小説の略)」

「え?ま、まあ少しね、、たしなむ程度よ?。」

「俺もラノベ好きなんですよ!ていっても自分の学生時代のものまでしか追いかけていないので最近のはよくわからないんですが。」

コンビニでの仕事関係のときの間柄ではオタクとしての会話があるはずもなく知る由もないのだがまさかアズサさんがラノベ好きとは!!これはもう早急に語らば!!!

オタク特性メモ1(独自の偏見によりますので気にしないでください)

オタクは同士がいると本能的に語り合いを始めてしまうのである!一日をその話題で埋め尽くすことも容易いのだ!

「(うずうず)、、、、その話はまた後でしましょ。話題が脱線してるわ。」

「あ、そうでした。(うずうず)すみません見苦しいところをお見せしました。上から欄を順に説明すると、性・名に分かれて名前があり、その下に職業、Lv、他は攻撃力や防御力などの身体能力、スキルとなりますね。」

スキルは、、、なんか伏せないと行けない気がする。いや!別に自分の趣味を言うことに恥ずかしさがあるわけじゃないから!

「なるほどほとんど分かったわ。」

さすがっ!飲み込み早いっす姉御!どうか、説明がめんどくさいのでスキルに関しては問わないでください〜。

「その、伊織くんの身体能力とスキルの詳細を教えて。」

ビクッッ!「えーーと、身体能力はALL18000ですねー。」

「で、スキルは?」

「あー身体能力を底上げするスキル?」

「なんであなたが不安そうなのよ。」

「と、ところで!自分でいうのもなんですが身体能力の方の数値は驚かないんですか?」

「それはもとの基準の数値がわからないから。ほら、よくラノベで雑魚敵の象徴であるゴブリンとかでも最初はめっちゃ怖く見えるとかあるじゃない。実際、私達腰抜かしてたもの。」

それもそうか。あの行進にいた魔物は本当は余裕で倒せるやつ的な展開もあるのか。

「まあ、現状あの程度の魔物は俺が倒せるわけですし戦闘面はしばらく大丈夫そうですね。」

「いやーもしかしたらイレギュラー起こるかもよー。」

「ちょっフラグ立てないでください!」

「けっこう可能性はあるでしょ?」

「そうですけど、、、。」

とりあえず、ラフな雰囲気になって良かった。昨日のまま暗い感じだとちょっときつそうだったから。アズサさんの言う通り、このままいくとラノベのテンプレ的にイレギュラーは起こるだろうけど。

「ひとまず、外の状況を確認しましょう。それで次どうするか決めたいですし。」

「りょうかい。ちょっと準備してくるから待ってて。」

「わかりました。先に出口で待っていますね。」

              ”””””””””””””””””””””””

25分たった。シャワー室とかもあったけど水とか通ってないはずなんだけどなー。ま、そういうもんか。俺もいつか彼女ができたらこんな感じなんだろなー、、、、と万年非モテができる前提で妄想してることだけど。そういや俺も違和感なかったしアズサさんも疑問に思ってなさそうだったけどなーんか異様に感情的になったというかそこもデメリットではないんだけど不思議だよなー。

「おまたせっ。」

なんかほかほかしたアズサさんが出てきた。あれ?お湯でたの?

「アズサさんシャワーって浴びましたか?」

「な、なによ急に、ちょっとデリカシー無いんじゃないんじゃない?」

「あ、そういうわけじゃなくて。この建物というかここ帯は水道、ガス、電気が取ってなかったはずじゃ、、。」

「あ、いわれてみればそうね。もう〜また謎がふえちゃったじゃない!」

「そいうことでいちいち思い悩んでたらきりがないですよ。」

「それもそうだけ――。」

ブォーーン

<はいはーい♡みなさーん!どうもカリブーだよ!!「いきなり!ファンタジー生活!」二日目!どーうでしょーう?昨日はたーくさんの死傷者が出ましたねー>

どこかの機械の起動音が聞こえたと思ったら町中にあるモニターや自分の電源が昨日の情報を調べの時に既になくなっているスマホにもその「カリブー」と名乗る人物はうつった。なんでスマホついた?ということを考えるのも置き去りにするほど、眼の前の光景に唖然とした。白い背景の真ん中にはニコちゃんマーク、その面影には陽気な声。その声からは独特なイントネーションがアクセントのこの状況では到底似合わないまるでデスゲームによく出てくるエンターテイナーみたく奇妙な声がここからも他のところからも聞こえる。多分、元はあんま怖くないはずなんだが、催眠でもかかったかのように自然と恐怖を連想していた。

「なに、、、、、あれ、、、、、、、、、、?」

アズサさんは唖然としていてそんな言葉の後は一言も喋らなくなった。

<あそうそうもう見たことがある人もいるかも知れないけどー、なんかそこら辺にちーっとばかしでかめの塔があるでしょ?それ、ダンジョンだから。察しがいい人はその存在がどんなものかわかるかもしれないけど。ほったらかしにすると大変なことになるかもー?そんじゃばいびー☆>

プツン

終始不愉快な声でそれは終わった。町中のモニターやスマホの画面は消え、スマホに関しては電源がない状態に戻っていた。

「は、、、はは、、。」

アズサさんはもう放心状態に陥っていた。、、、無理もない。こういう時に戦う術が俺ならまだしも一般人であるアズサさんにとってうつる今の光景は地獄でしか無いだろう。

「、、、、、、、、、。、、、、、、、、、、、、、、、。」

「安心してくださいアズサさん。俺が必ず守りますから。」

「、、、、、、もう、無理よ。」

「、、、、、店長!!次の指示お願いします!」

「!」

「部下を指導するのが店長の約目です!お願いしますよー店長いないと俺働けないじゃないですかー。」

「、、、ップ、アハハ。」

「なんで笑ったんですか!俺なりに頑張ったんですけどー。」

「いやー伊織くんらしいなって。」

「(照)」

「もしかして、照れちゃった?」

「まぁそこんところですね。」

「素直なのね。」

「そういう人なので。」

「あーおもしろいわね、、でも、ありがとう、伊織くんの言葉は元気が出るわね。たしかに、ここで野垂れ死んでも意味ないもの。ふふ、だったら私をちゃんと守ってよね?」

「はい!必ず!ここにずっといてもしかたありませんとりあえず早速ダンジョンに向かいましょう!」

「一応聴くけど、ダンジョンの場所ってわかるの?」

「あ、、、、、。」

ここから、彼らは居場所が皆無のダンジョンを目指して歩みを進めるのだった、、、。










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スパチャする強くなるまたスパチャする〜例えばコメント欄に赤色スパの大名行列とか〜 まよねーずつー @south_paw_man

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