第7話道を道なりに。

毎日同じ道をゆく。

車が来るのを避け、自転車を避け、こんな時間にこんな場所にいていいのかと言う姿勢に晒されながら、自分が一番可笑しいって分かっている。


ここにいる、人じゃ無いと言う事を、だ。

重ねたから変わらない、いや破壊を食い止めすらできてないかもしれない。


やめたら、楽だろうにな。


選択肢がない。

スタートゴールの変更は、ない。

いきたくない場所に帰るのだけは決まっていて困る。


時間潰し場所も、何巡目?

連続したら怪訝そうか、変な人が付いてくる。

時間合わせて。


さて。今日も雨とて寒いけど。

私は私と歩き、食べ、作戦会議。


最終目標だった良い人生を、諦めた後。

できるだけ痛くない日々をと、作戦を練る。


せめて、妥協の中の未だある希望に火がまだ点せたら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

希望を点す。 STORY TELLER 月巳(〜202 @Tsukimi8taiyou

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る