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イオンモールは増えていく

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★
3

概要

気づけばイオンモールが僕の世界になっていた。
町が静かに飲み込まれていくのに、誰も気づかない。最初は郊外の一角にぽつんと建ったショッピングモールだった。それが、朝起きるたびに少しずつ広がっていく。道路が途切れ、駅が飲まれ、やがて家の中にまでイオンが入り込んでくる。店内の空気は常に快適で、音楽は同じフレーズを繰り返す。誰も不満を言わない。むしろ、それが普通なんだ。
  • 完結済 全2話
  • 2,455文字
  • 更新
第1回GAウェブ小説コンテスト
課長
  • @kachodeisu

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