第10話「拳聖の決断」〜The Decision of the Glamorous Fist〜


 闘技場の最終試合。


 拳聖グラマラスは、最後の相手を圧倒的な拳と胸の揺れで打ち倒した。


「勝者――拳聖グラマラス!!」


 観客は総立ちになり、歓声が轟く。太鼓が鳴り響き、紙吹雪が舞う。


「やっぱりグラマラス様だ!」


「唯一の女戦士にして最強! 揺れてこそ命だ!」


 胸を張って勝利を告げるその姿に、誰もが魅了されていた。


 試合後、裏通路で彼女に声をかけたのは勇者パイタロウ一行だった。


「見事な戦いだったな」


 パイタロウが素直に称える。


「ふん、当然だ。夢を叶えるため、私は負けられなかったからな」


 グラマラスは拳を握り、誇らしげに胸を張る。


「立派な夢だわ」 


 マローネが頷く。


「でも俺たちも帝国を倒すために、地図が必要なんだ」


 パイタロウの声は揺るぎなかった。


「帝国を……」


 グラマラスはしばし沈黙した。


 やがて彼女は、大きな胸を揺らしながら、真剣な眼差しで一行を見つめた。


「確かに、孤児院を作っても……帝国が生きている限り、また胸を奪われる者は増え続ける。根本を倒さねば、私の夢は叶わない」


 その拳が震えていた。


「揺れてこそ命。だが……その命を守るためには、胸の根源を奪う敵――女帝フラッティアを打ち倒さねばならない!」


 パイタロウは微笑んだ。


「なら一緒に来てくれ。お前の夢を、俺たちが叶える」


 ミルクが手を差し出す。


「ねっ♡ 一緒にいこ! グラマラスちゃんの夢、アタシも応援したいし!」


 グラマラスはその手を力強く握った。


「……わかった。拳と胸、すべてを懸けて戦おう。勇者パイタロウ一行の仲間として!」


 その瞬間、勇者パイタロウ一行に新たな仲間、拳聖グラマラスが加わった。


 揺れる胸と拳の力が、帝国を討つための大きな希望となる。


NEXT COMMING SOON‼︎

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パイパイファンタジー「巨乳おっぱいと板胸帝国の闘い」 パイパイ星人 @pai-pai

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