私はカメレオン
声兎
私はカメレオン
カメレオンって、自分の色わかってるのかな?
電車に揺られ、窓から見える景色を見ながら思いついた。
どこか合わせているようで、合わせていない。
私は常に誰かの目を気にして生きている。
人それぞれに見せる違った自分がいる、まさしくカメレオンみたいに。
でも、常日頃そうしているせいか、自分がわからなくなる。元の色に戻せなくなる。
自問自答しても、向こうからの返事は全くない。
むしろ、物音すらしない。
いつになったら返ってくるのかを待ち望んでも、返って来る気配すらない。
まぁ、それでもいいのかもしれない。
それが私だから、それこそが私なのだから、どうしようもしないし、こうしようともしない。
なんとなくで生きている自分にとっては、ちょうどいいのかもしれない。
うん、ちょうどいい。
私はカメレオン 声兎 @i_my
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