「お掃除」が終わり、心の中がすっきりと。空もいつもより青く見える

　清々しさ。彼女が感じている「心の晴れ渡り具合」が自然と伝わってきます。

　鼻歌を歌い、軽やかな気持ちで外出の準備をする「彼女」。
　彼女はこれから外へ行くに当たり、「恋人」の男に一つ声をかける。

　彼女はどうして、こんなに上機嫌なのか。その答えは、その後の「部屋の様子」を見るとしっかりとわかることに。

　なんとなく、わかる気がする。

　この清々しさ。「お掃除」を終えた後の、あの感じに違いないと。
　
　まさに「汚れたもの」の掃除を終え、気持ち良く外出する彼女。
　罪悪感でも後悔でもなく「すっきり」を感じていること。それだけきっと、今までは「よごれ」の存在に「どんより」した気持ちを抱えさせられていたに違いない。

　「よごれ」の持つどんよりと、そこから解放されるすっきりした軽やかさ。その対比がとても綺麗でした。